今週のお題「読書の秋」
浅田次郎氏おすすめの陶淵明伝が届いた。まだ最初しか読んでいないが面白い。
陶淵明は自分の祭文(弔い文)を書いた。その祭文の説明から入る。しかし、普通に詩が載って訳が載ってという順番ではない。詩が進むたびに、陶淵明の気持ちのようなものが説明される。
陶淵明は427年に死んでいるので今から1590年前の人である。それなのに、これほど生々しく人間であるというのは、非常に興味深い。というか、人間は今も昔もそんなに変わらないのだろう。おそらく、今のレベルから観れば427年の中国などは原始時代だ。427年ごろの日本は古墳時代だ。陶淵明が古墳時代の日本をみたら、原始時代だと思うかも知れない。
おそらく、原始時代の人間も、今の人間とさほど変わらぬ感情を持っていたのだろう。
注意書き読まずに一番安いの買ったら表紙がついてなかったw