素人が政治家になって活躍する類いの映画である。しかし、この映画は役者よし、シナリオよし、非常にエンターテイメントに仕上がっている。決して社会派映画ではない。
こういう映画を観るたびに、素人政治家とプロフェッショナル政治家の差を思う。もちろん、映画なので細かい予算とかは荒唐無稽なのだろうが、外部からの思想とか、しきたりを知らないが故の突破力とか、そんな感じ。
橋本徹とかトランプとか、まさに外部からやってきて良いか悪いかは置いておいて、ガチャガチャにしていく。その痛快さ。国民は変わらぬ政治にうんざりしている。変われば何でも良いのである。まさに、市場が停滞しているのが一番腹立たしい投資家と同じ心情だ。市場は上がるか下がるか、それも激しければ激しいほど好ましいのである。
そんなことを考えると、今の国民というか、世界の人民は、みんな投資家マインドなのかもしれない。
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