ウォールストリートのマイケルダグラスが格好いい。 88年代のもいいが2011年の作品はファッションの観点からも 参考になる。
ネクタイをすることはないと宣言するスタイルだ。 暑さに敗北して外しているのとは意味が違う。意味は大切だ。 自分がなぜそういう格好をしているのか、 説明することが可能だからである。
ダンディズムはすべからく自分の格好を把握することからはじまる 。例え暑さに敗れたのだとしても、 そうではないと強弁する姿勢が人類には許されている。
もちろん、マイケルダグラスはクールビズなどという極東の悪習を倣ってあのような格好をしているわけではない。計算してやっているのだ。
お洒落は数式である。中途半端にまねた数式が誤った解答を導くように、中途半端にまねるお洒落は過った印象を与えてしまう。さてさて、探すよりもオーダーした方が早そうだ。