文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

マイケル・ダグラスのクールビズ

ウォールストリートのマイケルダグラスが格好いい。88年代のもいいが2011年の作品はファッションの観点からも参考になる。

 

 

 
とくに、講演会の時のイタリアンカラーはこの季節真似したい着こなしである。第1ボタンの付いていないワイシャツはネクタイをしない着こなしにはもってこいである。
 
ネクタイをすることはないと宣言するスタイルだ。暑さに敗北して外しているのとは意味が違う。意味は大切だ。自分がなぜそういう格好をしているのか、説明することが可能だからである。
 
ダンディズムはすべからく自分の格好を把握することからはじまる。例え暑さに敗れたのだとしても、そうではないと強弁する姿勢が人類には許されている。
 
もちろん、マイケルダグラスはクールビズなどという極東の悪習を倣ってあのような格好をしているわけではない。計算してやっているのだ。

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さて、イタリアンカラー以外細かく分析すると、生地は無地のサックスブルー。ブロードと思われ。ボタンは白。糸も白。ボタンホールの縢りも白。裏前立て。ポケットなし。カフスは角落ち。
 
お洒落は数式である。中途半端にまねた数式が誤った解答を導くように、中途半端にまねるお洒落は過った印象を与えてしまう。さてさて、探すよりもオーダーした方が早そうだ。