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紀伊國屋 本があれば、一生楽しい 【KAIDAN BOOKS】フェア


「本があれば一生たのしい」 【KAIDAN BOOKS】 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店



というフェアを紀伊國屋に行ったらやっていた。なかなか面白い企画であるし、販促にもつながると思う。1歳から80歳まで、一つの年齢につき2冊紹介されている。自分の年齢も面白そうなら買ったであろうが、一冊は既読であったし、もう一冊はあまりにも興味が湧かないので買わなかった。

 

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どういう基準で選ばれているのかは全くわからない。低年齢の本はたしかに低年齢っぽい。高校生くらいからはどういう基準で選んでいるのかわからない。ただ、80歳に推薦する本は80歳以上の人でなければ推薦できないであろうから、もし一人で選んでいるとするならば、80歳以上の人、などと想像してみる。

谷川俊太郎が目につく。きっと好きなのだろう。自分的に谷川俊太郎は全年齢にお薦めだ。

 

 

夜のミッキー・マウス (新潮文庫)

夜のミッキー・マウス (新潮文庫)

 

 



結構私が好きな本も入っている。空気の研究も高校生以上くらい、全ての年齢にお薦めだ。父と子が49歳になっているが、自分は高校の時に読んで、現在でも最も気に入っている小説である。工藤訳も悪くないが、最初に読んで感動したのが金子訳だったので、今でも金子訳が好きだ。こういう小説を私は書きたい。49まで待つのはもったいないぞ。

 

 

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

 

 

 

父と子 (新潮文庫)

父と子 (新潮文庫)

 



このサイトは残して置いて欲しい。興味深い本がたくさん並んでいる。年齢ごとに押しているが、結局は年齢ではあるまい。推薦者のお薦めの本を並べているのだ。おそらく、数人がかりでお薦め本を紹介していると思われる。こういう企画、好きである。丸善やくまざわとかもパクって対抗したら面白い。