自分は今回のISIS日本人人質事件に接し政府はできる限りのことをやったと思っていた。というより、出来ることなど限られていたと思った。しかし、中田教授と常岡ジャーナリストの話を聞いて必ずしもそうではないと感じた次第である。
政府の情報は十分だと思うので、ちょっと違う角度からの情報。
【イスラム国・邦人人質事件】イスラーム学者・中田考氏の緊急会見を生中継 - YouTube
常岡浩介さん「イスラム国・邦人人質事件」特派員協会 2015 01 22 - YouTube
中田教授の話はイスラム国の現状について。中田教授は2億ドルを身代金として払うのではなく、イスラム国に対する人道支援として支払えばいいと主張している。すると、ある記者は「人道支援として支払っても、実際は軍備にまわってしまうのではないか?」と質問した。
中田先生はその前の質問にあった、イスラム国はなぜ日本を憎むのか、に絡めて、
「あなたがそう思うように、日本が支払う人道支援もイスラム国からみたら敵国の軍備にまわると思うはずです」と答えていた。
常岡ジャーナリストは、湯川さん救出のため10月出国しようとしていたところ、警察にパスポート等を押収されて渡航できなくなった。湯川さんは8月につかまっている。政府が本当に助けようと思えば、もっと早く交渉できたはずであるし、自分のことを妨害しなければ後藤さんも捕まらずにすんだかも知れないと言っていた。
今回の件に関心がある方は是非ご覧になって欲しい。