文学・文具・文化 趣味に死す!

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多くのご老人が従容として死を迎える不思議

自分は自分で言うのもなんだが悪人ではないと思う。人に恨まれるようなことはしていないし、ここ数年は天地に恥じるようなことも多分していない。だが、この先も悪人にならないでいられるか疑問である。

 

ニュースに出てくる悪人も、どっかで歯車が狂っただけだったり、運が悪いだけだったりがほとんどだ。自分だっていつそういう運命に出くわすか分かったものではない。

 

だから、今死んでしまえば、多分よき人ということで終わることが出来ると思う。ただし、自殺以外でである。自殺だと後ろめたいことがあったのか、などと色々憶測されてしまう。

 

そもそも、自殺自体があまり誉められたことではないので、その時点でよき人はかなり減点されてしまう。

 

世の中の多くの人が従容として死を受け入れるのに昔から納得がいかなかった。しかし、よき人として寿命を全うできたのならば、その時死ぬることは己の名誉を保つのに最も自然であり満足いくことではあるまいか、と最近思えてきた。