文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

伊集院光とらじおとゲストと 浅田次郎を聞いた

浅田次郎ファンである。新刊を買おうと思っているのに、次から次へとネタバレにあってしまう(T-T) このラジオでもネタバレかなぁ、と思って聞いていたが、出演者もわかっているのか、確信には触れなかった。でも作品の空気が伝わってくる。 浅田次郎はメモを…

マルクス・ガブリエル 世界史の針が巻き戻るとき

世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか (PHP新書) 作者:マルクス・ガブリエル PHP研究所 Amazon この本で面白かったのが「優しい独裁国家・日本」という部分である。 ガブリエルは、日本文化は非常に発達している。電車のスケジ…

なぜ欧米でワクチン非接種者排除がまかり通るのか 哲学的思考 マルクス・ガブリエル 世界史の針が巻き戻るとき を読んだ

世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか (PHP新書) 作者:マルクス・ガブリエル PHP研究所 Amazon ドイツ人哲学者ということだ。 新しい実在論がなんだかはよくわからなかったが、欧米がコロナで狂っている理由はなんとなくわかっ…

第166回芥川賞の予想を豪快に外した

第166回芥川賞を受賞したのはブラックボックスだった。 ブラックボックス 作者:砂川文次 講談社 Amazon この人の「小隊」は大好きな作品なので、これから素晴らしい作品を書いてくれることを大いに期待したい。 しかし、選考委員とここまで嗜好が乖離してい…

第166回芥川賞候補作 を全て読んだ。受賞予想。

今回の芥川賞は三つどもえだ。それも、かなり高いレベルでの三つどもえ。今までにないくらい楽しませてもらった。 では、さっそく、受賞予想! その前に、過去の戦績。第164回は受賞順位を以下のように付けて見事に外した。 コンジュジ>小隊>推し、燃ゆ>…

第166回芥川賞候補作 九段理江「Schoolgirl」 を読んだ

Schoolgirl (文春e-book) 作者:九段 理江 文藝春秋 Amazon 即席でつくったんだろうけど、この表紙はなんか変だ。 ものすごい勢いの作品。怒濤のように言葉が押し寄せてくる。 掛け値無しで面白い作品だった。 あらすじは、一人娘を育てる母親の話。娘はグレ…

第166回芥川賞候補作 石田夏穂「我が友、スミス」を読んだ

我が友、スミス 作者:石田 夏穂 集英社 Amazon タイトルからしてイカしている。わが友ヒットラーのオマージュか? わが友ヒットラー (1968年) Amazon スミスとは一体何者か、と思うが、答えは筋トレマシーン。 筋トレ小説である。 ただ、大会までの道のりを…

閃光少女 を観た

閃光少女 Our Shining Days(字幕版) シュイ・ルー Amazon 香港の映画らしい。 伝統音楽部と西欧音楽部がいがみ合っていて音楽対決する話。 そもそも、中国人は伝統音楽を軽くみているのであろうか? 文革の影響だろうか? あらすじ。 伝統音楽部は西欧音楽部…

第166回芥川賞候補作 島口大樹「オン・ザ・プラネット」を読んだ

オン・ザ・プラネット 作者:島口大樹 講談社 Amazon 苦行のような作品に出会った。 移動系小説で面白かったものはほとんどないが、これも例に漏れずつらかった。 大学生の四人が自動車で横浜から鳥取を目指すというもの。鳥取砂丘で世界の終わりの映画を撮影…

候補作が全部揃った。

いつもは複数の図書館を駆け回って揃えているのに、今回はあっさり一つの図書館で揃ってしまった。 11.12.12月号。12月号から読んでチャチャっと決めちゃったんじゃないか? しかも主要紙だけで。 トリッパーとか読んでいるのだろうか? 発表は19日なので、…

今日から俺は!! 劇場版 を観た

今日から俺は!!劇場版 賀来賢人 Amazon しかし、なんで正月の「今年の抱負」お題がなくなってしまったのだろう? 最近の人は抱負を語らないのだろうか? 語ってもむなしいだけなのでやめたのだろうか? さて本題。 今日から俺は!! はリアルタイムで漫画を読…

響 を読んだ

響~小説家になる方法~(1) (ビッグコミックス) 作者:柳本光晴 小学館 Amazon 以前映画で見て面白かったので借りてみた。 映画の批評はこちら。 響 -HIBIKI- を観た - 文学・文具・文化 趣味に死す! 内容は映画と一緒である。感想も映画と一緒。 小説の…

第166回芥川賞候補作 砂川文次「ブラックボックス」を読んだ

ブラックボックス 作者:砂川 文次 講談社 Amazon わたしは群像の方で読んだ。 著者の作品は過去二作読んでいる。 戦場のレビヤタン 第160回 芥川賞候補作品 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す! 小隊 砂川文次 を読んだ。第164回芥川賞候補作 - …

2022年の抱負

昨年の記事を確認すると、昨年から「今年の抱負」というお題はなくなったらしい。 なので、早速書いてしまおうではないか。 ちなみに、過去の抱負はこんな感じだ。 2015年 抱負を明示しない、及び、このブログを更新すること 2016年 自覚的に生きる 2017年 2…

第166回芥川賞候補作 乗代雄介「皆のあらばしり」 を読んだ

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 今年の抱負お題がまだなので、とりあえず一発目は芥川賞候補作。 皆のあらばしり 作者:乗代雄介 新潮社 Amazon わたしは新潮の方で読んだ。 旅する練習 を読んだ 第164回芥川賞候補作 - 文学…