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ジョーカー・ゲーム 柳広司 を読んだ

 

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

  • 作者:柳 広司
  • 発売日: 2011/06/23
  • メディア: 文庫
 

 

 

ネタバレなし!!!

 

 

誰かが、

ジョーカー・ゲーム面白いよ」

と言っていたのが頭の片隅に残っていて、自粛の暇つぶしでブックオフに行ったら100円で売っていたので買って帰った。

 

うむ。読みやすくて普通に面白い。ミステリー的面白さが満載で、ページをめくる手が止められない。

 

結城中佐のキャラもよく出来てるし、事件も裏の裏まであって読み応えがある。文章も簡潔で格好いい。

 

面白い小説が読みたい、と言う人にはお勧めである。

 

ただもちろん、純文学的な面白さとは全然違う。

 

ページをめくる手が止められない、というのは確かに面白さの一つだろうが、三島のようにページをめくる手が重く動かすのに一苦労する、というのも、別の意味での面白さである。

 

小説には様々な面白さがあっていいと思う。ただ、最近は純文学的な面白さの作品が少ない。少なければ人々がそれを手にとって面白さを知ることも出来ない。

 

近年の芥川賞作品でいえば、むらさきのスカートの女は面白かったが、どちらかというとエンタメ的な作品である。

 

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

【第161回 芥川賞受賞作】むらさきのスカートの女

  • 作者:今村夏子
  • 発売日: 2019/06/07
  • メディア: 単行本
 

 

 

直近で純文学的で面白いと言えるのは百年泥だろうか。

 

【第158回 芥川賞受賞作】百年泥

【第158回 芥川賞受賞作】百年泥