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犬神家の一族 横溝正史 を読んだ 感想 レビュー

しっかし、連日コロナコロナで大騒ぎしていい加減飽きた。致死率も死亡者数も感染力もインフルエンザの方が上。正直何を騒いでいるのかわからん。

 

やっかいなイベントが中止になってくれるのは嬉しい限りであるが、楽しみにしていたイベントが中止になるのは適わん。

 

もうここらで誰か「大様は裸だ」と教えてやった方がいいのではないのだろうか。わたしがこのブログでいくら「大様は裸だ」と言ったところで大海に小石を放るようなものなので、キムタクあたりが格好良く「コロナ、馬鹿じゃね」と言えばこの騒動は収まると思うのだが。

 

 

さておき。

 

 

金田一耕助ファイル5 犬神家の一族 (角川文庫)

金田一耕助ファイル5 犬神家の一族 (角川文庫)

 

 

ネタバレなし。この作品でネタバレレビューをしたら顰蹙であろう。

 

実は、横溝正史を初めて読んだ。

 

面白い。びっくりだ。今の時代にも十分通用する。というか、この作品は昭和2X年、が舞台。終戦間もない時期である。70年前の日本が、今とほとんど変わっていないというのも驚きの一つだ。

 

この作品、ところどころに作者が出てくるが、こういう書き方は最近はしない。しかし、こういう書き方も悪くないかも知れない。

 

たとえば、

「そのとき、金田一耕助はまさかそんなことになるとは夢にも思っていなかったのである」

とか、

「事件がすべて解決してみると、このことが重要だったのだ」

 

とか、作者が出てくる。

 

あと、終戦直後の世情も面白い。この作品も戦争というイベントが結構活かされている。

 

古いミステリーだと思って敬遠している人は、是非一度試してみるといい。そんじょそこらの最近のミステリーよりも遙かに惹きつけるものがある。

 

わたしはこれを読んで映画が観たくなった。

ネタがわかっていてもだ。

早速観ようと思う。

 

 プライムでも観られる。

 

犬神家の一族 角川映画 THE BEST [Blu-ray]

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