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ブラック・クランズマンを観た 感想 レビュー

 

ブラック・クランズマン (吹替版)

ブラック・クランズマン (吹替版)

  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: Prime Video
 

 

原題はBlacKkKlansmanである。KlansmanはKu Klux Klan の団員という意味。

 

だから、タイトルもKが一個追加されている。

 

KKKは言わずと知れた白人至上主義団体である。そこへ黒人が加入するという面白い話。

 

山田詠美のエッセイでも黒人差別が根強く残っていたが、この時代はさらにすごくて、鉛玉を警官からぶち込まれる事件がよく起きていてた。

 

その前の時代はもっとすごくて、吊されて燃やされたりしていた。

 

今や、白人の数は減ってきていて、黒人やヒスパニックが多い。この先どのように白人至上主義は動くのだろうか。

 

KKKの歴史は古く、徳川時代からあったらしい。最盛期には6百万人を擁していたとも。今は1万人前後らしい。

 

秘密結社というが、この映画でも出てくるように、新聞広告に団員募集を載せていたり、秘密というイメージとはほど遠い。

 

以下、ネタバレ注意!

 

さて、この映画の内容であるが、全米初の黒人警官が、KKKに潜入捜査を行うというもの。しかし、黒人が直接はいるとバレるので、KKK接触するのはユダヤ人の警官だ。

 

黒人警官は電話で話すだけ。黒人警官はKKKを騙すために、黒人の悪口を言いまくる。KKKは見事に騙される。しかし、嗅覚が鋭く、なかなか騙されないクランズマンもいたり、結構スリリングだ。

 

最後は間一髪でKKKの爆破事件を防ぐという話。

 

潜入捜査が杜撰だったり、KKKが阿呆すぎたり、突っ込みどころはたくさんあるが、なかなかリアリティがあって面白い。

 

なにか社会派映画を観たいと思っていたらおすすめかも。

 

 

Amy Says(エイミー・セッズ) (新潮文庫)

Amy Says(エイミー・セッズ) (新潮文庫)

  • 作者:山田 詠美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫