ブロ友の瓜ヶ谷さんが紹介していたので観ようと思った。
ちょっと前から恋愛映画が観たくて、いろいろ探していたところだった。ずばり、これは恋愛映画なのであるが、結局恋は叶わないので悲恋である。
Amazonレビューには「おっさんの妄想全開」みたいなレビューがあったが、わたしはおっさんの妄想全開だからこそおっさんが観て楽しめるのではないかと思う。高校生がリアルに高校生活を書いたものなどおっさんは受け付けないだろう。
実際に著者は男性らしいが、おっさんかどうかはわからない。
あと、小説版と映画版は話しがずいぶん違うらしい。小説を読んでいないからわからない。
映画の感想は、普通に面白かった。まぁ、あんな可愛い女子高生存在しないよなぁ、と思いつつ、「僕」の方はなおさらあり得ねぇよなぁ、などと思いながらも結構見入ってしまった。
ネタバレ有り
最後の通り魔に殺される、というのは以外だった。確かに、通り魔の伏線(伏線と呼べるほどのものかは微妙)はあったが、まさか、そこで、通り魔かよ! と。しかし、病気で死ぬよりも通り魔のほうが話し的にはすっきりするし、12年後にもつながりやすいのでいいかも。
一番気になったのは恭子である。12年前の今日は普通の女子高生だ。12年後の恭子は北川景子である。
「僕」も12年前と12年後の小栗旬でかなり違うが、それでも似せようという意気込みは感じる。しかし、恭子は似せようとする努力の痕跡が微塵も感じられない。北川景子出せば売れるだろ、程度の認識でキャスティングしているとしか思えないのだ。せめて12年前の恭子でもうすこし北川景子似の女優はいなかったのだろうか。