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リプロダクト品 ジェネリック家具は悪か? ちょっと違うのはどうなのか?

リプロダクト品とはまた違う枠組みであるが、ギターには多くのリプロダクト品的なものがある。

 

その代表的なものはストラトキャスターレスポールだと思うが、本家、フェンダーギブソン、以外で数多のストラトキャスターレスポールが満天下で作られている。

 

さて、それを以て本家以外は悪であるなどと言うものはいない。なぜなら、ある時期においては、本家がそれこそゴミみたいなストラトキャスターレスポールを作っており、コピー品の方が品質的には上、という現象が起きたからである。

 

そのデザインには敬意が払われるべきで、ある一定期間の法的な権利は付与されるべきであるが、その期間を過ぎた後も、過去の権利をもって善悪が語られるべきではないと考える。

 

わたしは堂々とリプロダクト品はリプロダクト品と名告って構わぬと思うし、むしろ、本家の品質を上回るリプロダクト品があって然るべきである。なかなかそうはならないのが現実なのであるが。

 

ところで、先日、イオンでお洒落な椅子たちを見つけた。名作椅子そっくりなのである。だが、ちょっと違うのだ。ちょっと違うからリプロダクト品ではなし、リプロダクトを名告ってもいないのであるが、名作椅子を連想せざるを得ない商品なのである。

 

面白いのでカタログをもらってきた。

 

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一番上の大きな写真はハンス・J・ウェグナーの「ザ・チェア」的である。

左真ん中のA-5チェアはやっぱりウェグナーのカウホーン・チェア、ブルホーン・チェアかも知れない。

 

と、ここまで書いたところでブルホーンチェアをググったら、なんと、この製品が出てきた。

メーカーのリンクを張る。

オーダー家具と空間デザインのインテリアショップ【AREA】

 

メーカー的にはウェグナーのリプロダクト品ではなく、オリジナル品だとしている。でも、ブルホーンチェアとの文言は入っている。なぞである。

 

右の真ん中のアルガAチェアはカイ・クリスチャンセンのNo42っぽい。