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イジメの構造「桜散る前に桜田散れり」

と言ったのは友人である。

 

いったい、桜田大臣とはなんだっのだろうか。

 

特に職務上のミスや汚職をしたわけではなく、言い間違いや不勉強さなどが執拗にメディアで強調された感じがする。

 

それを、世間がおもしろおかしく楽しむものだから、メディアも一層力を入れて桜田を取材する。

 

桜田に問題があるのは分かる。だから、バカにしたくなるのも分かる。相手が国務大臣であるからその是非は問わぬが、桜田問題は分かりやすいイジメの構造ではなかろうか。

 

桜田はトランプとは違い、メディアや反対派を罵ったりはしなかった。批判されてもただただ神妙に反省していた。

 

だれも、桜田をいじめているつもりはないだろう。しかし、会話の端々に、「おまえ桜田かよ」「桜田並み」「桜田みたい」失敗を揶揄する台詞が挿入されていた。

 

イジメは特定の誰かが特定の誰かをいじめることでは成り立たない。それはただの暴力とか犯罪である。イジメとは空気が特定の誰かをいじめるのである。多くの空気に属する人は、自分がイジメを行っているとは考えない。

 

今回、わたしは日本国民が桜田をいじめていたと考える。そして、桜田はイジメに屈したのである。もっとも、イジメに屈するような国務大臣は勘弁である。