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令和について思うこと

中国の古典からはとらないだろうな、と思っていたが、やっぱりとらなかった。今の日本は有史以来もっとも中国と韓国と仲が悪いのではなかろうか。昔から、朝鮮や中国とのいざこざは絶えないが、昔はそれなりのリスペクトがあった。今は皆無である。

 

就中、朝鮮は最悪だ。南も北も。南はへんてこな像を建てまくって煽るし、北は普通に誘拐犯である。その南北朝鮮とグルになって突っかかってくる中国に良い感情を持ってる人は少ないだろう。

 

中国はその昔、世界一の先進国だったので、例えば都の作り方、律令、漢字もそう。日本はいろいろ輸入してきた。その輸入品のひとつに元号もある。

 

645年に唐の真似をして元号を作ったはいいが、大化6年間、白雉5年間のあと32年間元号が定められなかったりしている。あまり使い勝手が良くなかったのだろう。

 

明治、大正、昭和、平成、と漢籍由来の元号が続いていた。白雉と朱鳥は一応漢籍出典となっているが、わたしはたぶん違うと思う。ひょっとしたら、大化も違うのではなかろうか。たまたま、大化、という単語が漢籍に載っていたのではなかろうか。当時は全ての漢籍に検索を欠けるなどという芸当は無理なのだから。

 

さて、そんな中国も宣統で元号を終えた。1911年のことである。

 

いま元号がある国は日本、台湾、北朝鮮とのこと。しかし、台湾も北朝鮮ももう百数年数えていて、改元を前提としていない。だから、本当の意味で元号が残っているのは世界広といえども日本だけなのだ。

 

それをさらに日本の古典から用いると言うことで、元号はもはや完全に日本の物になったのではなかろうか。

 

令和、なかなかいい響である。万葉集からとったというのもいい。

 

 ↓売り切れらしい。これを期に八代集も注目を浴びれば素晴らしいことである。そして、日本人が再び歌を詠み始めたら、これは凄いことである。生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける。

新版 万葉集 一 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)

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