文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

コートは洗うべきか

ダンディズムには様々な掟があり、そのうちのひとつに、

 

「コートは絶対に洗ってはいけない」

 

というのがある。

とくに、バルマカーンコートとトレンチコートは間違えても洗ってはいけない。

 

ダンディズム殿堂入りのユキチの曾孫の福沢幸雄は、ダンディなのでトレンチコートを絶対に洗わなかった。

 

ムッシュかまやつはso long sacchioで、

あいつは、Mmm いつも、汚れたレンガ色のトレンチコート、トレンチコート。洗濯屋へ出すべきだったよ、おまえ。

www.youtube.com

この歌はダンディストたちから、「トレンチコートを洗うなんて、まったくダンディズムのなんたるかをわかっていない」と揶揄される。

 

だがしかしだ。おそらく、ムッシュかまやつこそが世間一般の認識なのではないだろうか。

 

というのも、わたしは去年バルマカーンコートを買って、嬉しく年中着ていた。すると、四ヶ月ほど着続けていたわけであるが、襟首のあたりが黒ずんできた。コートは絶対に洗ってはいけないと分かってはいるものの、鏡で見て、

 

「……これはやばいな」

 

と引いた。

 

福沢幸雄はファッションモデルで格好いい。だから、トレンチコートが汚れていて臭っていても、歌詞になるくらい大目に見られる。

 

だが、40近いキモいオッサンが汚れたコートを着ていたら、もはや乞食である。変質者である。

 

わたしはコートは洗っても良いと思う。とくに襟首当たりは。洗濯屋に出して糊で固めるのはよろしくないが、ウタマロ石鹸とかで襟首をたまにごしごしやるのはありではなかろうか。

 

ダンディと乞食の二択はきついのである。

 

 

 

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