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かな書 松陰の岩まをくぐる水の音に涼しくかよふひぐらしの声

いつもの時間に更新できなかった。

うかうかしていると毎日更新が途絶えてしまう。

 

ペンの光 2016年八月号 より。

 

松陰の岩まをくぐる水の音に涼しくかよふひぐらしの声

 

式子内親王(しょくし/しきし(のりこ)ないしんのう、1149年 - 1201年3月1日)の歌。

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美しい情景である。景色が浮かび、かつ、音が聞こえてくる。

そして、長閑な感じも伝わってくる。

鎌倉時代以前の歌なのに、全く古くささがない。全部、現在でも使う言葉である。千年前とつながっていることを実感させられる歌。

 

式子内親王藤原定家と懇ろだったらしい。

 

楷書はこちら。

「飛」が全然面影を隠していないようだった。

「声」は旧字体の「聲」である。

ペンはパーカー75。インクはパーカーブルーブラック。

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