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モンブラン アレクサンドル・デュマ

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ついに買ってしまった。デュマ。もちろん中古である。

大デュマのサインである。小デュマのミスロットではない。

 

万年筆は20,000本作られた。

 

モンブランの作家シリーズで一番有名で高価なのはヘミングウェイヘミングウェイは1992年の限定。デュマは1996年の限定である。

 

ヘミングウェイがべらぼうに高くなっている理由の一つに、ちゃんとした状態のものが少なくなってきた、ということがあげられる。30年近く前のものだ。壊れてもおかしくない。

 

とすると、デュマもそのうち値が上がるのではないか、などと思うのだが、わたしは使い倒す予定である。というのも、この太軸はなかなかの書き心地。さらに、浅田次郎先生と同じデュマというのがいい。

 

ただこのデュマ。買った当初は全く話にならないくらいインクが切れた。ちょっと書くともうインクが出ない。フローが渋い、なんてもんじゃない。フローが途切れるのだ。いまでもつるつるの紙だとフローが途切れる。

 

(ペンクリに持って行きたいのであるが、モンブランは受け付けぬ、とはなぜだろうか。困ったものである)

 

なので、切り割りを広げる作業をした。ラッピングフィルムはあまり使いたくないのだ。ちょっと、すりすりするだけですぐに字幅が変わってしまう。いまは、どうにか使えているが、あまりにストレスを感じるようだったらラッピングフィルムの出番である。

 

インクはモンブランのミステリーブラックを吸わせた。

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尾軸やキャップが一見すると黒に見えるが、本当は濃い茶色である。

写真をオーバーにして撮ると、その違いがよく分かると思う。

 

146と比べると明るいのが分かるだろうか。

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オーバーにして撮ると違いは明白。

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