ペンの光 2015年九月号
海ひかり麦の穂ひとつづつ光る
と書いてある。
詠み人は水野淡生。
ググったがあまり情報がなかった。
先日、渋谷の伊東屋に行ったと書いたが、なにを買ったかと言えば、メモノートと鉛筆である。九歳児が鉛筆を使っていて、その鉛筆を削ってやっていたら、唐突に鉛筆が欲しくなってしまった。
昔はファーバーカステルとかステッドラーとか粋がって舶来品を使っていた。
で、久しぶりにいい鉛筆が使いたくなって、伊東屋でいろいろ試し書きをした。
やはり、ファーバーカステルの鉛筆はいい。ぬらぬら感がたまらない。
三菱も高級ラインは質感がいい。
海外勢はファーバーカステル以外で魅力的な鉛筆が見つからなかった。無駄に高いだけだ。
結局、わたしが選んだのはこれ。
トンボ モノ100 2B である。
トンボの宣伝を引用する。
「1967年にトンボ鉛筆創立55周年を記念して発売された最高級鉛筆「モノ100」。芯粒子の細かさが「1ミリ立方に100億個」にまで高められ、「モノ100」と名付けられました。
現在もトンボの鉛筆ラインナップの中で最高級の鉛筆です。」
そう。最高級鉛筆なのである。
諸賢も最高級鉛筆、是非使ってみてはいかがだろうか。
九歳児が使っているスミッコグラシが印刷されている鉛筆は86円であるが、この最高級鉛筆は、そのお値段、一本なんと……
140円!!
と、実はそんなに高くない。
ちなみに、ファーバーカステル一本240円也。
楷書で書くとこんな感じ。もちろん、モノ100使用。