文学・文具・文化 趣味に死す!

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日本近代文学館 到着!

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じゃじゃーん! というわけで、初めて来ました。日本近代文学館。なんか写真だと曇天だしおどろおどろしいな。

 

今は

「こんな写真があるなんて!」文士の時代――貌とことば

 

という企画をやっている。入館料は300円。安い。

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特設展は撮影禁止だったので写真は撮れなかった。

太宰、三島、川端、などの写真が盛りだくさんで、文学好きには楽しめる構成になっている。

 

わたしがこのなかで一番気に入った写真は、川端と横光と片岡が旅行に行ったときの写真だ。3人が、カメラを一台持って行って、それぞれを撮っている。電車の中での姿とか、旅館でのくつろいでる姿とか。

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本当に、適当に撮ったスナップ写真のような感じだ。

 

3人とも旅行だというのに、背広を着てタイを締めている。実に格好いい。現代人もこういう格好で旅行をするべきだと思うのだが、いかがだろう。

 

山登りももちろん背広だ。ゲートルを巻いている。

 

わたしは去年、旅行用にツイードのスーツを仕立てた。が、残念なことに旅行に行く暇がなく、普通に普段仕事で来ている。パーティでも着ている。ドレスコードが滅茶苦茶な現代、パーティーツイードを着ていても誰も文句を言わない。

 

こんな写真があるなんて!―いま見つめ直す文学の新風景 - 日本近代文学館

 

もともとこの公園は前田邸の一部で、日本近代文学館が建つ辺りは前田邸の厩だったらしい。

 

前田邸の話は明日。

 

土産にこの本を買った。

受付の人が言うには、Amazonでも売り切れとのこと。

 

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まだ半分も読んでないが、これは滅茶苦茶参考になった。わたしは、プロは書き直さないと思っていた。というのも、小説という物は枝葉末節をいじくったところでよくはならない、そう思っていた。が、そんなに書き直していいの? というくらい直しているのだ。小説を書く人は買う価値のある書籍。

 

小説は書き直される―創作のバックヤード

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