文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 

金の斧、鉄の斧の話はなんかピンとこない。金ペンのエフィカシーについて。

昔話にケチを付けるほどバカらしい話はない。兎と亀だって、兎や亀が口を利くわけはない、と言ってしまえばそれまでの話だ。

 

ただ、金の斧と鉄の斧が気になったのは、最近万年筆に再び凝っていて、やっぱり金ペンはいいよなぁと思えばこそである。

キコリがある日、湖畔で木を切っていたら、勢いよく手からすっぽ抜けた斧が池まで飛んでしまった。

どんだけ勢いよく飛んだんだ?

湖の女神が出てきて、

「おまえが落としたのはこの金の斧か」

と問う。

女神も斧が降ってきてたいそう驚いたことだろう。素直に降ってきた斧を返してやればいいものを、わざわざ金の斧を持ちだして、これか、と聞くのはたちが悪い。

キコリは「ちがいます」と答える。

女神は今度は銀の斧を持ちだして聞く。

キコリは「ちがいます」と答えつつも内心、「つまんねぇギャグかましてないで早く返せコラ」とキレ気味だった。

金の斧にどれだけの魅力があるかわからないが、金のペンには不思議な魅力がある。

わたしはなんだかんだで万年筆を20本くらい所有していて、うち半分ほどが金ペンである。

金ペンは書き味がいい、というが、鉄ペンでも滅茶苦茶書き味がいいペンはいくらでもある。書き味だけを求めるなら、わざわざ金ペンを買う必要などない。ならば、金ペンの魅力とは何なのか。やはり、金であるというところが大きい。金のペンを使っている、というだけで、エフィカシーを高めることが出来る。

金ペンの価値はエフィカシーをあげるためだと思う。

逆に鉄ペンはエフィカシーが下がる。

なんて思うのはわたしだけだろうか。

その意味で金の斧と金ペンはやはりちがう。

金の斧や銀の斧がエフィカシーを高めることはないだろうから。

 

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