タータンチェック、ユニクロなどに行けば無数の組み合わせがあるが、本来はちゃんと由来があってその柄になっている。
大人のおっさんというとだいたい国民服がごとくチェックを着ていて、タータンチェックはその中でもかなりの割合を占める。
おっさん=チェックはわたしは問題ないと思う。たまに、チェックは避けよう、みたいなファッション理念も見かけるが、チェックを避ける必要などどこにもないと思う。おっさんがおっさん達に混ざってチェックを着る。お洒落のこつはunderstatementである、と赤峰先生も仰っている。目立たないこと。大切である。ただ、チェックは難しい。なぜ難しいか。色が多いからである。4色以上使うとコーディネートは困難になる。
また、見て格好いいのと、着て格好いいのは違う。
例えば、このコーディネート。
非常に無難だとは思わないだろうか。
べつに悪いとは全然思わないが、正直これを着ていると目立つ気がしてならない。自意識過剰と言われるかもしれないが、落ち着かないのだ。
たぶん、若者やモデルが着れば相当格好いい(モデルが着ればなんでも格好いい)。しかし、老け顔で頭がでかい胴長短足のおっさんが着ると、悪目立ちしそうだ。
そこで、わたしが最近気に入っているのがブラックウォッチタータンである。
どうであろうか。目立つところが一つもないと思うのであるが。
シックである。おっさんに相応しい。
同じことがチノパンにも言えると思う。
チェックが今一つしっくりこないとおもうおっさんは、ぜひブラックウォッチタータンを試してみて欲しい。