日本酒は普通、貯蔵前と瓶詰め前の2回火入れ(60度のお湯につけて発酵を止めるて変な菌を殺す)を行う。
全く火入れしない日本酒を生酒。
瓶詰めの前に火入れすると生貯蔵酒。
貯蔵前に火入れすると生詰め。
冷やおろしは生詰めである。
日本酒は冷蔵庫みたいなところで貯蔵される。その冷蔵庫の温度と、外気が同じくらいの温度になったとき、冷やの状態で卸すから、冷やおろしらしい。
だとすると、まだまだ熱いので本当の冷やおろしではないかもしれない。
ただ、生貯蔵酒、冷やおろし、普通の酒、これの違いを飲んだだけでわかったら、そうとうなソムリエだと思う。
ぶっちゃけ、わたしはそれほど味の違いがわからない。
完全生酒でシュワシュワいっているのはわかるが。
あと、生貯蔵酒と生詰めで美味いとおもう酒に会ったことがない。フレッシュと言うが、なにがフレッシュなのかわからない。獺祭の方がよほどフレッシュだと思う。
ただ、冷やおろし、いまの冷やおろしと、11月の最後辺りに出回る冷やおろしでは熟成感が違うという。また冷やおろしが最後の頃になったら、一本買ってみようと思う。