筋トレはだいたい順調である。
昨日はスクワット百回。今日は腕立て伏せ百回。
アームカールもどうにか百回出来るようになってきた。
目指せ100日!
さて本題。
忘れられたワルツに収められている。
女装が趣味のお爺ちゃんの半生を描いている。これはこれで、非常に面白い。ただ、わたしの読解力が足りないせいか、神がなんのために出てくるのか、さっぱりわからなかった。出てこなくても、この作品は十分に成り立つし、出てくることによって意味不明になりかねない。解説を読んで、なおさらわからない。
おそらく、著者はこの神を出したときに、漠然とした役割を感じていたのだろう。プロットなどという無粋なものは持たず、直感で書き進められた作品だと思う。しかし、物語が終盤に近づいて、神は活躍も出番もないまま、とってつけたように現れて終わってしまう。そんなところではないだろうか。これは、否定的に述べているのではない。文学はそういう曖昧なところ、行き当たりばったりなところ含めて文学であり作品だと思う。そもそも、どの部分が面白いかなどは読者によって違うので、あれが必要でこれが無駄、などは言えないのである。
日本文学100年の名作第10巻 2004-2013 バタフライ和文タイプ事務所 (新潮文庫)
- 作者: 池内紀,松田哲夫,川本三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/05/28
- メディア: 文庫
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