行こうと思っていったわけではなく、時間が余ったので喫茶店を探していたらあった。ランチよりも高額な値段に腰が引けたが、たまにならよかろうと思って入った。
最近の東京はどこに行っても観光客だらけで、インバウンドが大成功していることはわかるのだが、辟易しないでもない。新宿も観光客だらけ、店内も観光客がたくさんいた。
それなのに、定員は一人だけで、大わらわである。
一番安いコーヒーが1190円である。(190円の間違いではなかろうか!?)
1200円を切る良心的な価格だ。
味は、最高である。
一口飲んでビビった。透明で、それでいてコクがあり、コーヒーの複雑な味わいが堪能できる。コーヒー好きは一度味わう価値がある。
30gの豆で210cc入れているらしい。コーヒーは紅茶みたいなポットに入って出てくる。もう少し入っていたような気もする。
ポットに入って出てくるので、最初はブラック、次はミルク、砂糖、などと楽しむことが出来る。
しばらくすると観光客が帰って、店内ではわたしとカップルだけとなった。静かな店内でクラシックが流れている。この時間は心地いい。小説のネタを考えていた。
器も1500脚そろっていて、カウンターだとみているだけで楽しめる。わたしは一見なのでウエッジウッドぐらいが出てくる。
さて、30gで210cc入れると美味いコーヒーが出来るのかと帰って早速やってみた。
ただの煎じ薬であった。