もう12月になってしまった。
ロボット嫌いな人たちと、ロボットも人間という人たちが繰り広げる話。
アンドロイドが人間に近い精神を持ち始めたら、また、差別問題は必ず起きると思う。それを予感させる作品。
ただ、本作の特徴は、人間の形のロボットは当然人間だとして、人間の形をしていないロボットにどこまで感情を寄せられるか、そんな問題の作品だと思う。
ロボット、AI問題では、ロボットが感情を持つ持たないというのは本質ではなく、この問題の本質は、人間がロボットを人間と思うか否か、という問題。では、どこまで、どんな存在までを我々は人間的と認識するか。そんな問題の話であった。
作品は途中で終わっている。wikiを読んでみると、コミカライズ版の方が細かい描写があるらしい。続編が作られることを期待している。