先日、羽田孜元首相がお亡くなりになった。ご冥福を申し上げる。
さて、羽田さんと言えば、変な格好を連想する。その代表がマオカラーと半袖ジャケットである。マオカラーの方は置いといて、半袖ジャケットは実に妙なジャケットである。
大平首相も半袖ジャケットを着ていた。こちらはシングルブレスレットでフレアがない、面白いデザインである。
最近はクールビズが定着したせいか、こういった面白い格好をする政治家もいなくなってしまった。みんなたんにネクタイを外しただらしない格好をしているだけだ。
そもそも国権の最高機関がクールビズをする必要があるのだろうか? 国権の最高機関が暑さに負けていいのだろうか? 服装の乱れは心の乱れである。最近の政治家の不祥事も服装が乱れているからに他ならない。
クールビズは夏の間だけ涼しい格好をしようというだけにとどまらず、服装の思想そのものを毀損してしまった。正しい服装とはエネルギーの使用を抑えることだろうか? 今の国会議員は正しくない格好をして、正しくない法律を作っている。いや、だらしない格好をしてだらしない法律を作っていると言った方が正確だろう。