デカプリオが出てる映画ばかり観ているような気がするこの頃である。
この作品はとくに服飾については対して興味はなく、FBIを作ったというエドガーについて観たかったのだ。
だが、結果的にスーツばかりに目が行く嵌めに。
デカプリオのために用意されたスーツは80着だという。
Movies: Dapper gents rule in 'J. Edgar,' 'The Artist' and other films - latimes
エドガーが20代から70代まで様々な着こなしで現れる。最初の若い頃は紡毛のスーツ。それから、ダブルのスーツを着るようになり、最後はシングルの上質なスーツを着る。生地の光沢具合が半端ない。
襟の形も見物で、その時代ごとの襟をしている。
本作品は老年のエドガーの回想なので、現在と過去が頻繁に入れ替わる。だからこそ、その時代のスーツスタイルの比較がわかりやすい。
まだ30代だろうエドガーはJulius Garfinckelでスーツを作る。この紳士服屋をよく観察すると、シャツのオーダー見本であろう、襟がずらりと並んでいる箇所がある。その襟が、どれもナロースプレッドカラーばかりなのである。この時代のアメリカはそうだったのであろうか。
あと、ネクタイがやたら派手なのばかり置いてあるのは、映像映えさせるためだろうか。帽子や杖も売られている。このカットはいろいろ興味深く、魅入ってしまった。