最近は服にしてもネットでの通販が多い。しかし、スーツやシャツで重要なのは、見た目のガラや形だけでなく、布の質感が大事だ。店頭では生地見本があり、触りながら選べるのであるが、ネットではそれができない。そのビハインドを補うべく、生地見本を送ってくれるサイトは結構ある。実店舗があってもネット注文を想定して生地見本を送ってくれるサイトもある。これは大いに利用すべきである。
ネットの写真は実に上手に撮ってあり、よさそうに見える。しかし、実際の色が異なっているなどと言うことは日常茶飯事である。また、ヘリボーンなどのガラは絶対に実物を見ない限り分からない。生地見本を取り寄せる。この一手間を惜しむべきではない。
ネットオーダー系の店は生地見本を作るべきである。生地見本がないのは、商品によほど自信があるのか、それともその逆か、はたまた経費削減かのいずれかだ。
これはSuit Yaの生地見本である。ネットに住所と名前を書くだけで、3日くらいで送られてきた。最初はサックスブルーの無地がいいかな、と思っていたが、これを見てへリボーンも悪くないと思えてきた。生地見本は見ているだけでも楽しいではないか。