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正解するカド 第8話 タルネル  を観た

 

 

なかなか話が進まない。

やっと新しいオーバーテクノロジー、サンサが人類に提供された。しかし、それが人類社会にどのような影響を及ぼすかはまだ明らかにされていない。ワムも提供されたはいいが、それが人類に対してどのような影響をもたらしたか、まだ明らかにされていない。

 

話の筋は、オーバーテクノロジーが人類に幸福をもたらすか否か、進歩に時間は必要か否か、が問題となっている。

地球は自然の力で発展して人類が生まれた。人類は人類の力だけでここまでやってきたのだから、異方存在が人類史に介入するのは人類の尊厳を侵している、女の交渉官はそう主張する。

 

わたしはこの考えには無理があると思う。人類の発展は一部の天才の人類史への介入であり、凡人が自然にまかせて発展してきたわけではない。先ほどの言い方に当てはめれば、天才は凡才の尊厳を侵している、ということになる。

 

だから、女の交渉官が異方存在を止めたいのであれば、異方存在の行いが人類に害を及ぼすことを証明しなければならない。なんとなく気に入らないでは止められない。論理的に異方存在が害であることを主張した方が本作も盛り上がるのではないか。

 

さて、予告編が気になる。次回はもっとすごい装置を人類にもたらすらしい。楽しみである。