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楽園追放を観た

ネタバレ注意。以下あらすじ。

地球人は進化して、宇宙のデータベースで電脳化して暮らす人と、地球に取り残された人々に別れている。

ある日、宇宙のデータベースが地球からハッキングされる。データベースに暮らす捜査官のアンジェラ(美少女)が地球人の実態になり調査に乗り出す。少しでも速く調査に乗り出すために、肉体生成を途中でストップさせて16歳のロリになる。

地球人のスカしたアシスタントの男性とコンビを組んで、ハッキング元を調べる。どうもハッキング元はロケット燃料を集めている。ロケット燃料の後を付けていくと、それを集めていたのは自我を持った人工知能ロボット。

人工知能ロボットはデータベースに侵入して、一緒に宇宙へ旅立つ仲間を募集していただけらしい。人類に危害を加えるつもりは毛頭ないとのこと。

アンジェラ捜査官はデータベースに帰って、教委はないと報告するが、上層部は自我を持ったAIは将来的に危険という判断で破壊を命じる。それに逆らうアンジェラとデータベース部隊の戦闘となり、アンジェラたちは勝利を収めAIは無事宇宙に旅立つ、というお話し。


最近、シナリオの勉強のために、メモリながら観ているので、あらすじを起こすのが楽である。

観ているときは面白かった。面白い作品である。ロボットアクション的にも面白いし、現在の人間が人間の体や地球に執着しているのが良く分かる。また、AIは通常人類に敵対するものと描かれるが、本作では完全に「善」なるものとして描かれている。

データベースを楽園と表現しており、そこか追放されるというタイトルなのだが、あまり追放された感がないのは、作っている方が、楽園を楽園と思っておらず、地上こそ良きものと表現しているかも知れない。

2時間の尺では難しいかも知れないが、地上AIとの共存と見せかけて、地上のAIが叛乱を起こし、データベースは驚くのであるが、実はそれはデータベースのAIも計算済みで、人類は立ちあがりAIを倒すが、仲間だと思っていた人類が量子コンピューターを搭載したアンドロイドで……。などとすれば、続編が作れる。陳腐かな。