Yoshinori Hoshi Official blog

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログです。映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係など、思うところをほぼ毎日更新してます。

うまい珈琲がお湯でイギリス人と雪原でラジコンを飛ばす

うまい珈琲が飲みたいね。ということで、四国に引っ越すことにした。
四国の住宅街にある、自宅を改築したような珈琲屋は気さくな女主人がいて、確かに美味い珈琲を飲めた。

あまり、珈琲屋に長居しては、とわたしはテイクアウトでもう一杯頼んで外に出た。テイクアウトした珈琲は確かにうまかった。でも、珈琲の味がしない。ふたを取ってみると、それはただのお湯だった。

交差点の隅のベンチに腰掛けていると、先ほどの女店主がやってきて、
「ごめんね、うちの珈琲高くて。でも、田舎じゃこのくらいじゃないとやってけないんだ」
と言い訳のようなことを言う。
「いや、別に高くないですよ。普通かな。東京はぜんぜん高い珈琲がごろごろしている」
「ううん。でもうちの珈琲は高いんだよ。ごめんね」

そう言って女店主は去る。

別に高くない。一杯800円だ。豆だって200g880円。安くはないが高くない。それよりも、わたしは、今飲んでいるこれがお湯だと伝えるのを忘れた。お湯が800円は高いかもしれない。でも、このお湯は文句なくうまい。

お湯がうまいとなると、なんのために珈琲のうまい町に越してきたのか。
帰りたくなって、空港行きのバス停に行くと、向かいのゴミ捨て場には、わたしの引っ越しで出たゴミが山積みしてあった。生ものは特に入っていないのに、カラスが袋をつついて中身を次ぎ次ぎ出していく。

「あれ、あんたのゴミだろ? 片付けろよ」

そう言われて、しぶしぶ散らかったゴミを集めていると、バスを待っていた人たちがみんな手伝ってくれた。四国の人は優しい。

空港にはガラスの高い建物があった。びっくりするくらい薄っぺらい建物。面白いから、その建物の中に入ってた。薄いガラスのビルは階段の両脇に畳の部屋があったり、チケット売り場があったり、その薄さをめいっぱい活用していた。

階段に座って一休みしていたら、イギリス人が、「これから北欧にラジコン飛行機を飛ばしに行くけれども一緒に行かない」と誘ってきた。

北欧の雪原は広かった。イギリス人は優雅に飛行機を飛ばしていた。雪原に立つ一本の木を数周すると、着陸させた。
「おれにもやらせてよ」
「いいよ。でも、もう一回飛ばしてから」
イギリス人は飛行機をあごで指す。投げろという意味だ。地面が雪なので滑走できない。手で投げて飛ばすしかない。

わたしは全力で飛行機を投げた。
「バカ、どこ投げてる!?」
イギリス人が焦ったような声を出す。
わたしの投げた飛行機は急上昇して、電線に絡まった。そして、火花を散らした。

「なんてことしてくれる」
「ごめん」
「これはもう罰ゲームだ」

ということになり、イギリスに帰ると、ツムツムの靴下タンスの中に入るだの、分けの分からない罰ゲームをする羽目に。

 

といったろこで目が覚める。

だいたいこういう支離滅裂な夢が多い。文字にすると分けが分からない話だけれど、夢で見ているときは、はらはらどきどき、エキサイティングなのである。

夢について投稿しているので、自分の夢を書いてみた。

yoshinori-hoshi.hatenadiary.jp

こうやって書き出してみると、現実と夢は別物といってみたものの、リンクしているところも多い。例えば珈琲などはわたしが現実で強く興味を持っているものである。ラジコン飛行機はやったことはないけれども、なんとなくやってみたい気もする。