今週のお題「恋バナ」
最近人気の不倫も恋バナ以外の何物でもなく、むしろ、通常の恋愛よりも障害が多く、恋愛を美味しくする薬味は障害が一番なので、不倫が燃えないわけがない。
わたしが好きな作家の浅田次郎は曰く「小説と結婚した」らしい。わたしも小説と結婚したいのだが、結婚はお互いの合意に基づかなければならないので、いくらわたし一人がしたくてもそうは問屋が卸さない。しかたないので一般的な結婚をしている次第である。
となると、小説とは不倫関係になってしまう。障害が多いほど燃えるのが恋なので、わたしと小説との関係は燃え立っていいはずなのであるが、改めて考えてみると、不倫もお互いの合意が必要なわけであるから、小説にそっぽを向かれては、いくら流行っているからといっても、なかなか不倫も難しい次第である。