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春夏秋冬の語源

春は「はる」という。なぜ、春は「はる」なのか? 調べてみた。「はる(張る、貼る)」とは「のばす、ひろげる、ふくらます」という意味。春の語源は、「水田に水をはる季節」という説がある。また、草木が伸びる(はる)季節。

同様に、秋は、田畑に「あき(空き)」が出来る季節。また、飽食になる季節なので「あく(飽く)」季節。

「商い(あきない)」という言葉がある。これは秋+ない(接尾語)。秋に出来た作物を扱うところから来ているという。商人(あきうど)も秋+うど(ひと)から来ているという。

夏は「熱(あつ)」から来ているという。冬は「冷え(ひえ)」から来ているという。

昨日の投稿も含め、なにが言いたいかというと、日本語と中国語は違うと言うことだ。よく、漢字を例に出して語源の説明をする方法があるが、漢字の語源は中国語の語源であり、日本語の語源ではない。前々から漢字語源の説明がしっくり来なかったのはそこらへんが引っかかっていたのだ。

同じ春夏秋冬でも、「シュンカシュウトウ」と「ハルナツアキフユ」ではその思想は異なるのである。