文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

シャツのボタンの間隔について

落合先生のご著書でシャツの記述は気になるところだ。「男」お洒落指南では以下のような記述がある。

トップボタンから2番目のボタンまでは7センチ、それ以下のボタン間隔は9センチで、ボタン総計は7個である。(「男」お洒落指南204頁)

一方、新版・男の服装術ではこう記されている。

クラシックなドレスシャツのフロントボタンは7個である。一番上と2番目のボタンの間隔は6センチ、2番めと3番めの間隔は7センチ、以降3番めのボタンまでの間隔は7センチだ。(新版・男の服装術165頁)

男の服装術の方は明らかに誤植だと思われる。3番目までのボタンの間隔をすでに論じているのに「以降3番めのボタンまでの~」の意味が分からない。かりに、3番目以降のボタンの間隔が7センチと解釈すると、6+7×5=41センチしかないことになる。つんつるてんもいいところである。

「男」お洒落指南の方に従えば、7+9×5=52センチである。極めて一般的なシャツだ。

奇しくもわたしと落合先生は同じ身長である。わたしが山形屋にス・ミズーラ(パターンオーダー)したシャツのボタン総数は8個で、間隔はトップから第2までが6センチ。以降8.5センチである。式にしてみれば、6+8.5×6=57センチである。

イオンで購った3,000円のシャツはボタン総数7個で、トップから第2までが7センチ。以降8.5センチ間隔であった。

間隔の問題のせいか、落合先生はボタン感覚が不思議な方なのだ。これは明らかに誤植であろうが、「男」お洒落指南の3頁には以下のような記述がある。

シャツで云えば(中略)ボタン間隔はトップボタンから2つめのボタンまでが90ミリ、そのほかは70ミリ間隔……

次回は山形屋でス・ミズーラしたシャツについて書きたいと思う。

 

 

[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

[新版]男の服装術 スーツの着こなしから靴の手入れまで

 

 

 

「男」お洒落指南

「男」お洒落指南