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小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

クリースラインとダメージ加工 ズボンの美意識について

ズボン、スラックス、パンツ、ボトムズ、トラウザーズ、などなど、ズボンの呼び方は様々である。

なぜ、これほど様々な呼び名が定着しているのかも謎であるが、真ん中に一本入っている折り目は実に謎だ。みんな意味もわからず入れているが、入っていないと無礼者になってしまう。あの縦の折り目をクリースライン、センタークリースという。

creaseの意味は、そのまま「折り目」である。なぜ、クリースラインが生まれたかはこのブログが勉強になった。

美脚パンツの歴史 (BLESSスタッフ日記)


結論だけいうと、ジョージ5世が流行らしたらしい。あの時代のイギリス王室の連中はその後のオーソドクスなファッションを流行らしまくりだ。この点はなかなか日本の皇室は真似しがたいかも。

クリースラインの目的はシルエットを美しく見せると言うことである。最近のカジュアルはクリースラインを付けない。そこにはシルエットを美しく見せるという思想はないのであろうか。それとも、やけに細めにしたり、ダメージ加工をしたりなど、美の観点が違うのだろうか。

おそらくそうだろう。ダメージ加工とクリースラインでは美の観点が違うのである。クリースラインにダブルの裾上げは合うが、クリースラインとダメージ加工、ペンキ加工は合わない。この美の観点があるので、ズボンの呼び方も様々なのではなかろうか。