ジョージ6世とエドワード8世は洒落者という。彼らのコーディネートでも観てやろうと思って、この映画を観た。
エドワードはトレードマークとでもいうように、グレーのスーツを着ていた。ジョージの方は特に無難な格好をしているようにしか思えなかった。
それよりも気になったのが、ローグとチャーチルが紺のチョークストライプのスーツを着用しているところ。とくに、ローグの方は、殿下を迎えるにあたり、紺チョークストライプのスーツを着用していた。
チャーチルもエドワード8世のパーティーでチョークストライプを着用している。落合先生一押しのスーツが紺のチョークストライプである。確かに品がある柄に見えた。
映画自体は普通に面白かった。ジョージ六世が吃りを解消するのに、ローグの助力を受ける。そのなかで、戦争という世相と、兄がシンプソンと駆け落ちして王座を押しつけられるという葛藤。最後の戦争スピーチにベートーベンが流れるのはどうかと思ったが、観て損のない映画だった。内容的にも、ファッション的にも。