青年、青春の青はブルーではなくグリーンだという人がいた。
日本語の青は曖昧だ。青信号はグリーンだし、青草、青葉もグリーンである。青竹もグリーン。
調べてみると、青は「生」と「井」で出来ており、生は草が生い茂るさま。井は色素を表しているので、もとから青はグリーンなのだそうだ。中国でも同じで、青椒肉絲はグリーンである。
では、緑の立つ瀬がないではないか。と思い緑を調べた。
環境依存文字が多いので、一応写メしたのを載せとく。
すると、緑の右側はもともと彔。彔は木を刻む意味。甲骨文字の彔は木を刻んでるイメージらしい。言われてみれば、見えないこともない。三水がついて濾すの意味の淥。淥は漉。
結局意味は「澄んだ水の色」
何色だよ……!
と突っ込みたくなる。
色即是空とはよく言ったもので、結局色に色はないのかも知れない。
ちなみに、「碧」は「みどり」とも読むし「あお」とも読む。
今度字通でも買ってこようかと思う。
なぜグリーン車は緑なのか。当時の一等客車の窓の下の色が緑だったから。では、なぜ、一等客車の窓の下に緑の線をいれたか。戦前も、白、青、赤、で1,2,3等車を区別したと言うが、その色の意味まではわからなかった。
もしや冠位十二階の色からとったのではあるまいか! と調べてみたが、全然関係がなかった。色だけに、色々難しいのである。
さて、青年、青春は結局何色なのだろうか。