酒は自分の意志で飲み始める。しかし、ある時から意志が乗っ取られて、酒に飲まされてしまう。酒は飲んでも飲まれるな、とはよく言ったものである。だが、理性が働けば苦労しない。酒は飲むほどに理性が減衰していくのである。また、理性を無理に保って飲んでいたのでは面白くもない。なら、最初から麦茶でいい。
お陰で昨日は朝からふらふらである。酔いは抜けても匂いは抜けない。おととい冗談で酒に人生が蹴散らされると書いたがあながち冗談でもない感じ。昨日は朝から某式典があった。匂いがばれぬように挨拶は控えめに、そして口元を閉じた笑顔で対応した。
三日ぐらい独房で只管打坐でもしていたい気分だ。