文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

どうやったら相当にうまいコーヒーをいれられるか

自分がコーヒー好きだということはブログで暴露している。

諸賢は、「うまい!」と感じるコーヒーを飲んだことはあるだろうか? 自分はごくまれにそういうコーヒーを飲めることがある。かくのごときコーヒーを「相当にうまいコーヒー」と呼んでいる。

自分は相当にうまいコーヒーをつくるある要因を知っている。いや、悟っている。それは漢字一文字だ。おそらく、拍子抜けするだろうが、納得される方も多いと思う。さんざんもったいをつけた。それは……



「運」



である。幸運である。そもそも、コーヒーを全く同じ条件でいれることは不可能だ。そして、こちらの体調も全く同じでいることは不可能。故に、究極にうまいコーヒーは狙って出来るものではない。

もちろん、豆にこだわり、蒸らし、温度、挽き方、すべてにこだわるのは前提である。こだわったからといって、常にうまいコーヒーをいれられないところに、またコーヒーの面白みがあるのではなかろうか。

むかし、某展望台から富士山が見えるというので行ったことがあった。その日は霞んでいて、残念ながら富士山は見えなかった。そのとき、ある人がこう言った。「富士山は見えるときもあれば見えないときもある。そこがいい」と。

富士市に住んでる友人がいて、遊びに行ったことがある。眼前に巨大な富士が聳えており、「すごいなぁ、すごいなぁ」とこちらがしきりに感心していたのに、彼は全く興味を持っていなかった。生まれたときから毎日見ていれば、別段感心するほどのことでもないということだ。

コーヒー、富士が如きものかな。