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Yoshinori Hoshi Official blog

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログです。映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係など、思うところをほぼ毎日更新してます。

御嶽山噴火について

自分は山登りはしない。子供の頃は父親が山登りが好きで付き合わされていたが、大人になってからは数回低い山に登った程度だ。

山登りは危険である。とくに冬山は危険である。毎年冬山で遭難者が出ている。どうしてわざわざ危険なところに行くのだろうか。行く人に言わせると、危険だからこそ行く価値があるのだという。余程普段の生活に危険がないのか、それとも破滅的精神の持ち主なのだろうか。

自分は普段の人生がヒヤヒヤものなのでわざわざ危険を味わいたいとは思わない。破滅的精神を持ち合わせてもいない。だから、山に登る気がおきないのだろうか。山頂からの眺めはすこぶる気持ちが良いのは知っているが。

御嶽の噴火で改めて山は危険なのだということがわかった。おそらく、噴火を覚悟で登っていた人たちはいないと思う。冬山と違って、危険を楽しむという趣向はなかっただろう。故に命を落とすのは不運だ。

現在は危険から隔離されている時代だ。駅のホームにもいつの間にか柵が出来て、過って落っこちないようになっている。大阪の箕面市は小中学校の全通学路に防犯カメラ750台を設置する。70メートルに一台だという。うちの町もいつの間にか監視カメラだらけになった。犯罪は年々減っている。過剰と言えるくらい危険を監視し除去しようとしている。

その中で、我々の危険に対する感覚は鈍る一方なのではなかろうか。我々は普段除去されているはずの危険が、除去の編み目から漏れ舞振ってきたとき、それを避けるスキルを失ってしまってはいないだろうか。

 

不運にも亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。