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アドラー心理学についての所懐①

アドラー心理学では「特別になる必要はない、普通で良いのだ」という。しかし、一方で「私には能力がある」というふうに教える。

能力があるということは、他の人間よりもその能力に置いて秀でていると言う意味では無いだろうか。少なくとも自分にはそういうふうにとれる。普通と同じで平均と同じだったらそれは能力があると言えるのだろうか。

人がなぜ特別であろうとするのか? 生きるためではないだろうか。普通で平均ならば生きることは可能であろう。しかし、よりよく生きることが可能であろうか。よりよく生きるためにはやはり自分は特別であると他者に認知してもらう必要があるのではないだろうか。就職難とか、平均年収200万時代とか言われている。普通で平均に生きるのは楽ではないような気がする。

そして、もっと難問であるのは、普通以下の場合である。意外に「普通であること」は難しい。駄目な意味で特別であることの方が遙かに簡単である。「普通でいい、平均でいい」というのは、普通に達しない人間にとっては責め苦でしかない。