Yoshinori Hoshi Official blog

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログです。映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係など、思うところをほぼ毎日更新してます。

14 言葉に関すること

わらわ 童

五歳児がふりかけに入っている魚を見て、「これ小魚って言うんだよ」と言っていた。 「なんで小魚なの?」 と聞くと、「分からない」という。 「ほら、考えてご覧。小さい猫は子猫、小さい犬は子犬」「あ、小さい魚!」「お前は小さいからコワッパだな」 な…

sympathyとempathy

sympathyとempathyは日本語では両方とも「共感」と訳してしまうが、この二つはもちろんちがう言葉である。 pathyは感情や苦痛や療法という意味の接尾語。symは同様にとか共に、とかの意味。emはその性質にする、させる、みたいな意味。 辞書では、sympathyよ…

どうも、とは

よく使う「どうも」の意味が今ひとつ分からない わたしはよく「どうも」という言葉を使う。ありがとう、という意味で使う。どうもどうも、みたいに。 語源は「どうしても」が詰まったものだという。「どうもわからない」=「どうしてもわからない」この言い…

親の小言と冷や酒は後で効く

親の小言と冷や酒は後で効く、という諺? 格言? がある。たしかに、両方ともその通りで、冷や酒も親の小言も、後になってその威力を思い知る。ただし、これはどちらの場合に使うのだろうか? 馬鹿と煙は高いところが好き、という格言は、高いところに上って…

王 玉 大 太 犬  点の位置で文字が変わる

うどんの薬味に揚げ玉を入れていたら、7歳児が、「タマって漢字読めるよ!」と言い出した。 「じゃ、玉から点を取ったら?」「王様のオウ」 と答える。どうやら小学校はまじめに漢字を教えているらしい。 「じゃ、大きいっていう字に、上に点がついたら? そ…

きく 聞く 聴く

たぶん諸賢も一度や二度や三度は言われたことがあると思う。 「聞く」は耳に入ってくる音が聞こえてくる状態。 「聴く」は心を傾けて人の話を聴く。 うちの小学校の先生は、「先生の話をちゃんと聴きましょう。聴くは耳と目と心とへそで出来ています」と言っ…

夏は来ぬ こんな景色は実際にあったのだろうか? 現代人にこれが書けるか?

卯の花の 匂う垣根に時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ さみだれの そそぐ山田に早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ 橘の 薫るのきばの窓近く 蛍飛びかいおこたり諌むる 夏は来ぬ 楝(おうち)…

つんざく

同居人から、「つんざくってどういう意味?」と聞かれて、 「突き裂くの音便みたいなもんじゃね?」と答えといた。 が、つんざくは「劈く」という独立した漢字があり、間違えたこと言っちゃったかな、とちゃんと調べてみた。 すると、「突く(撥音便)+裂く…

「働く」は人が動くという意味か 働は漢字にあらず。

誰かが言っていた。 「働く」は「人」が「動く」と書く。 動いてこそ働きである。 働かざる者喰うべからず。 みたいな。 このブログではしつこく漢字語源と日本語語源は違うと言ってきた。 が、「働く」は漢字ではない。国字である。漢字の体裁を使って日本…

autocracy オートクラシー 独裁政治

autocracyとは独裁政治、独裁権、専制などと訳される。 cracy=クラシーは政治体制のこと。 デモクラシーとか、アリストクラシーとか。 ではauto=オートはなんだろうか? autoだけだと自動車をさすが、autoという接頭語は「自動」という意味。 autoの語源は…

優しさは憂いを持った人か?

ある人が言っていた。 優しいとは、「人」に「憂い」と書く。憂いを持った人が優しい人。 このブログの読者は中国語語源と日本語語源は違うと言うことをしっているはずだ。 「優」の字源はもちろん中国語である。ちなみに「憂」は 「頁」=頭を下げる 「心」…

きれいな海 きたない膿 海と膿は同源ではないかという憶測

海、膿、双方とも「うみ」と読む。海と膿では大違いである。 さて、語源はどのようになっているのか。 海の語源は二つあり、溟(めい)に母音のuがついてumeiがつまってumiになったという説。 もう一つは「う」=大 「み」=水 説。 膿は「熟む」の連用形名…

風邪ひいた

一昨日の夜から熱が出て一向に下がらない。医者は行きたくないが、同居人が行け行けうるさい。 頭痛と咳と鼻水の症状。ただ、腹は減るのでそれほど重症ではないだろう。明日も下がらなければさすがに病院行くか。 引くという言葉、それこそ、なんにでも使わ…

日本語の音と訓 徒=と 死=し 絵=え など

以前の投稿で、日本語の「と」と中国語の「徒」の関係を調査中と書いたが、何を調べているかというと、音と訓の関係である。日本語の「と」は人という意味。中国語の「徒」も人という意味がある。生徒、門徒、囚徒。徒は「いたずら」という意味が加えられま…

人は人と支え合っているのか?

人、という字は、支え合っていて、支え合うことが「人」である、みたいな説がある。先ほどググったら金八先生が言い始めたらしい。 ほかのサイトにも載っていたが、人はという字はべつに支え合っているわけではない。 人の契文(甲骨文字)は以下の通りであ…

春夏秋冬の語源

春は「はる」という。なぜ、春は「はる」なのか? 調べてみた。「はる(張る、貼る)」とは「のばす、ひろげる、ふくらます」という意味。春の語源は、「水田に水をはる季節」という説がある。また、草木が伸びる(はる)季節。同様に、秋は、田畑に「あき(…

「神」の語源についてもろもろ カミナリ イナズマ

さっそく日本語源広辞典で色々調べて遊んでいる。なぜ、この辞典を買ったかというと、語源に共通する部分を知りたかったからである。 日本語源広辞典 作者: 増井金典 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房 発売日: 2012/08 メディア: 単行本 クリック: 1回 この…

欲しかった辞書を買ったぜ 高かったぜ

日本語語源広辞典。日本語の由来が載っているのだ。 まえに、緑と青の語源を調べたときから欲しいと思っていた。ついに手に入れてしまった。何がいいかって、日本語由来の語源と中国語由来の語源が載っている。 例えば、「まつりごと」なら、日本由来は「祭…

機関車トーマスの英語の歌が駄洒落な件

よく五歳児が♪たくさん並んだ 蒸気機関車 どれもカラフル とてもパワフル それぞれ違った 力あわせて みんながんばれ きかんしゃ達♪トーマスの歌を歌っている。どれもカラフルとてもパワフルと駄洒落がピリリと効いた歌だ。Youtubeでトーマスを再生してやっ…

3歳児は道なりをまっすぐだと思っていた。

先日、車を運転しているときカーナビが、「しばらく道なりです」と言った。すると、3歳児が、「道なりってまっすぐってことだよね?」と聞く。「いや、道なりは道のとおりに進むってことだよ。カーブしてても道が続いていれば道なり」と答えておいた。分か…

落合流、文章術。

服の整理をしている。必要以上に服を持ちすぎている。なぜ、必要以上に服を持っているのか。おそらく、多くの人と同じ理由だろう。捨てないからだ。捨てないから、服が次々と増えていく。 着もしない服をなぜ捨てないのか。着もしない服をいつか着るかも知れ…

アラブとスラブとアラビアとラトビア

アラブとスラブがこんがらがっている人がいた。自分はさすがにアラブとスラブの違いはわかる。しかし、この二つの言葉は似ている。ひょっとして語源が同じなのでは、と調べてみたが全然関係ないようだ。 詳しくはわからなかったが、アラブは古代の国名。スラ…

青は一体何色か? もっと分からなかったのは緑色なのだが。

青年、青春の青はブルーではなくグリーンだという人がいた。 日本語の青は曖昧だ。青信号はグリーンだし、青草、青葉もグリーンである。青竹もグリーン。 調べてみると、青は「生」と「井」で出来ており、生は草が生い茂るさま。井は色素を表しているので、…

蟻いる いらない

うちはボロいので蟻が大量に上がってきて「うようよ」しているのである。そのたびに掃除機で吸い取っているのだが、朝起きると大量にいらっしゃる。 五歳児がそれを見て、「蟻いる! 蟻いる!」というので、「蟻はいらないよ。全然いらない」と答えると、「…

先生と呼ばれるのを嫌がる人がいるが

学校の先生だけでなくある特定の職業に就いている人や、世間一般的に偉いとされている人を「先生」と呼ぶ。 筒井康隆によると、純文学の作家の先生は「先生」だがSF作家の先生は「センセイ」らしい。 そういう細かい違いがある。 ときどき、慣例に従って先生…

語感は大事か。空海、一遍、他

6月2日の記事で、100日後、更新時平均アクセス300超え、という目標を立てた。一週間ほど経って、どのような戦略で目標に到達するかいろいろ考えた。アクセス数を稼げるだけならなんでもいい、というのは本末転倒なので、やはり、小説、文学、言語、など元か…

五歳児にとっての「うようよ」

五歳児は面白い言葉をよく使う。先日も、自動車の交通量が多い通りを歩いていて、「車多いから気をつけろよ」と注意したら、「車がうようよいるね」と言う。 「車がうようよいる」という表現を初めて聞いた。うようよの辞書的定義は 生物が気味悪いほど数多…

凡個性的

小説を書いていて、「凡個性的」という言葉を使った。でも、こんな日本語あるのかと、辞書を引いたがない。で、凡を広辞苑第五版で引くと以下の通り。 ぼん【凡】(呉音。漢音はハン) いろいろ。おしなべて。「凡百・凡例(はんれい)」 なみ。普通。「平凡・…