文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 

03 小説に関する思考

第163回芥川賞候補作

石原燃(ねん)「赤い砂を蹴る」(文学界6月号) 岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号) 高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号) 遠野遥「破局」(文芸夏季号) 三木三奈「アキちゃん」(文学界5月号) の五名。さてさて、今回はすごい作品が出て…

新たなる禁酒読書計画

太平記の読書が禁酒によって思いの外はかどって、それに味を占めている。 次なる読書計画は溜まっている積読を読破することである。 とりあえず第一弾で、上記を読み終えるまで禁酒、ということにしたいと思う。 厳格な禁酒ではなく、仕事や祝い事などでは飲…

内田百閒文学賞

昨日締め切りだった。久しぶりに応募した。かなりの自信作なので受賞間違いない。受賞者が発表されたらそれはわたしだと思っていただいて構わない。 とまぁ、そんな話はともかく、わたしの20年近い投稿生活で、今回おったまげたのが、応募方法の下から三行目…

徹子の部屋の浅田次郎

www.youtube.com わたしは浅田次郎のファンである。 うちにはテレビがない。徹子の部屋に出演されると言うことで、よほど友人にでも録画を頼もうかと思ったが、恥ずかしいくて頼めなかった。 それがなんと、翌日にはYoutubeにいくつもアップされているではな…

芥川賞予想を見事に外した。任務

headlines.yahoo.co.jp 芥川賞候補作をすべて読み、受賞作を予想した。 わたしが受賞を予想したのは「幼な子の聖戦」であった。 実際受賞したのは「背高泡立草」 わたしはこの作品は受賞しないと思っていた。 作品に対する詳しいレビューは以下を参考にして…

第162回芥川賞の候補作

芥川賞の候補作が発表された。 芥川龍之介賞|公益財団法人日本文学振興会 木村友祐 幼な子の聖戦 すばる 十一月号 髙尾長良 音に聞く 文學界 九月号 千葉雅也 デッドライン 新潮 九月号 乗代雄介 最高の任務 群像 十二月号 古川真人 背高泡立草(せいたかあ…

2019夏の文学教室 京極夏彦先生の遠野物語について

ロビーはこんな感じ。 会場。 わたしはこの日のために予習した遠野物語の感想を以前書いた。 遠野物語を読んだ - 文学・文具・文化 趣味に死す! わたしはこの感想で以下のように書いた。 「これを読むもの、いたく不思議の感を抱くは、目の前の出来事がフィ…

遠野物語を読んだ

明日は夏の文学教室なり。そのための予習をせり。 京極先生のお題「 物語の在り処 〜遠野物語を巡って~」とのことにて、遠野物語を知らねば分からぬと思いこれを読めり。 遠野物語は柳田国男の著作なり。著作権も切れておれば、キンドルにて無料で入手する…

夏の文学教室のチケットを買ってきた。

2019年夏の文学教室プログラムをアップしました - 日本近代文学館 わたしが買った30日は、赤坂真理「トランス天皇論」、鹿島茂「三島由紀夫とフランス文学」、京極夏彦「遠野物語を巡って」の三本。どれも面白そうである。遠野物語とトランス天皇論を読まな…

小説執筆上の悲劇

昔の作家は原稿用紙にインクをぶちまけて台無しにしたらしい。やったことはないが、それならどうにか読めるのではないか。 いまオール讀物用の原稿を書いていて、昨日は保存し忘れて二千字ほど失う。 保存のし忘れ。これはよくあることだ。ワープロソフトを…

第161回の芥川賞レースが始まった

ここのところ忙しくて、なかなか19時に更新できない。更新できないどころか落としそうで怖い。あと三日で200日達成だというのに。 ということで、芥川賞レースが始まった。半年は早い。 どのくらい図書館でゲットできるか分からないけれど、早速借りてくる予…

芥川賞・直木賞をとる! あなたも作家になれる 髙橋一清  感想 レビュー

芥川賞・直木賞をとる!: あなたも作家になれる (河出文庫) 作者: 高橋一清 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/12/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る 髙橋一清氏は文藝春秋の編集者である。 はっきり言えることは、「作家になれ…

What do they know of England, who only England know?

今日のタイトルは格好良く英語だ。 What do they know of England, who only England know? イギリスのことしか知らない人間が、イギリスのなにを知っているというのだ。 英国のノーベル賞受賞作家ラドヤード・キップリングの詩である。 ジムロジャースの本に…

芥川賞が決まった。わたしの予想は半分当たった

芥川龍之介賞|公益財団法人日本文学振興会 わたしは今回の候補作、6作品の内、4作品を読んだ。 受賞した2作品はわたしが読んだ作品の中に入っていた。 わたしは読んだ4作品の受賞の可能性を以下のように予想した。 ニムロッド > 戦場のレビヤタン > 1R1分…

日本近代文学館 到着!

じゃじゃーん! というわけで、初めて来ました。日本近代文学館。なんか写真だと曇天だしおどろおどろしいな。 今は 「こんな写真があるなんて!」文士の時代――貌とことば という企画をやっている。入館料は300円。安い。 特設展は撮影禁止だったので写真は…

木曜小説 ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで

ノーベル文学賞を読む ガルシア=マルケスからカズオ・イシグロまで (角川選書) 作者: 橋本陽介 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/06/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 図書館でふと手にとって一気に読み終えてしまった。 非常…

てにをは辞典 てにをは連想辞典

井上ひさし氏が「辞書をもたないで文章を書くというのは、車がないのにドライブするようなものだ」みたいなことを言っていたと思う。 それはその通りだ。でも、辞書だけでなく、文章表現辞典があるとなおのこと文章はよくなると思う。わたしが重宝しているの…

北日本文学賞に送った 綴り紐について

北日本新聞ウェブ[webun]:北日本文学賞 最近はネット応募が多い。 昔はプリントアウトで送らねばならなかった。 そのさらに昔は原稿用紙らしいが、その時代のことは知らない。 池澤夏樹が初のワープロでの芥川賞受賞者で、直筆原稿がないのでなにを記念館に…

夏の文学教室に行ってきた その3 池澤夏樹先生の講演

池澤夏樹は妙なオーラがあると思う。 声が変だし、たたずまいも変だし。 今回は石牟礼道子についての講話。 苦海浄土が文学かノンフィクションかについて熱く語っておられた。それどころか、苦海浄土の所々を朗読されて、この表現はマイク持って患者の話を録…

夏の文学教室に行ってきた その2 安藤礼二先生の講演

死者の書 (角川ソフィア文庫) 作者: 折口信夫 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/07/25 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る キンドルなら無料もある 死者の書 作者: 折口信夫 発売日: 2012/09/13 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見…

夏の文学教室に行ってきた。青来有一先生の講演について

夏の文学教室 近代と現代の間―昭和の文学から - 日本近代文学館 本当は浅田次郎の講演が聴きたかったのであるが、その日は用事があって行けず。 しかたがない、というのも失礼だが、池澤夏樹の回があったので、それにいった。 池澤先生だけでなく、青来有一…

港の文学館に行ってきた。

長嶋有の作品が素晴らしかったので、室蘭の港の文学館に行ってきた。 というのは嘘で、室蘭に行く用事があって、室蘭に港の文学館という施設があって、長嶋有が祭られていると聞いたので長嶋有を読んだ。 港の文学館では八木義徳、三浦清宏、長嶋有を主にフ…

霞町物語 「遺影」の書き出し。

ふと車から離れたら、一万五千円を失った。 小説の書き出しとしては悪くないが、現実としては最悪である。 こんな日は心静かに写経するのが一番である。 写経が小説を学ぶ上で効果があるかどうかわからない。が、浅田次郎はよい文章をみつけたら、原稿用紙に…

小説を読むのではなく、小説に読まれるということについて

普通、文学作品なり、何らかを鑑賞するときは、こちらが主体となり、作品を評価する。よい作品、面白い作品、下らない作品、など下す評価の中に、わからない作品、というのもたくさんある。 わからない作品に出会ったとき、イコールつまらない作品に分類して…

文学の読み方とは

www.youtube.com 夏目漱石のこころを全部聞いたので、もう一度高橋源一郎の話を聞いてみた。 髙橋氏は最初に、「今日は文学について本気で語る」と言っている。話の内容は夏目漱石の「こころ」である。一回目に聞いたときは、こころの話であって、文学の話で…

ゲーム VS 小説 明日あたり10万アクセス行くかも!

もし今日100アクセス行くと、十日連続100アクセス越えになる。しかし、いま72アクセス。あと二時間弱で28アクセス行くかどうか!? また、運がよければ、明日あたり10万アクセス行きそうである。現在99862アクセス! さて本題。 世の中には面白いものであふ…

創元SF短編賞に間に合ったが不運な出来事

創元SF短編賞 | 東京創元社 創元SF短編賞は昨日が締め切りだった。40×40で10枚から25枚という、それほど長くない。わたしは15枚書いた。 一週間くらい前に書き上げて寝かして昨日の朝、早起きして読み直して微修正。梗概を書いて出せばいいだけにして仕事へ…

葉室麟氏が亡くなった。

なんと、葉室麟氏が亡くなった。驚きである。ちょうど蜩ノ記を読んでいたところだ。まだ序盤だが文章も人物もしっかりして読み応えのある作品である。 なぜ、葉室氏の作品を読もうかと思ったかというと、人生に、文学をを観たからである。 www.youtube.com …

小説X を読んだ。

www.shosetsu-maru.com ザクザク読めて、最後は「なるほどな」というオチで面白かった。ミステリー小説。 文体はわざとああいう読みやすい形にしているのか。 台詞はなんというか、みんな棒読みしているような台詞で、あれなら、百年前の夏目漱石の方がまだ…

今週のお題「芸術の秋」 小説は芸術だろうか?

今週のお題「芸術の秋」 現在、必死に新作を書いている。ただ、小説が芸術かどうかは微妙だと思う。もちろん、小説にもいろいろなタイプがあるから、十把一絡げというわけにはいかない。ただ、あまりに論理的であったり、寓意的であったりするものは、どちら…