文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 

02 小説作品

幼な子の聖戦 木村友祐 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー

幼な子の聖戦 作者:木村 友祐 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2020/01/24 メディア: 単行本 すばる 2019年 11 月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2019/10/04 メディア: 雑誌 わたしはすばるで読んだ。 また方言だよぉ、と辟易しながら読…

背高泡立草 古川真人 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー

無事残りの2冊も借りられた。 芥川賞候補作品がこんなにサクッと借りられてしまう。芥川賞の世間からの注目度が下がっていることを痛感せずにはいられない。 ただ、ここまで芥川賞作品や候補作品を読み進めてくると、それはなんとも仕方が無いようにも思えて…

ゴールデンボーイ スティーヴン・キング を読んだ。感想。レビュー。

邦題は「恐怖の四季」となっているが、原題はDifferent Seasonsである。 ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編 (新潮文庫) 作者:スティーヴン キング 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1988/03/30 メディア: 文庫 四つの短編からなっており、ゴールデンボーイ…

デッドライン 千葉雅也 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー

新潮 2019年 09 月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/08/07 メディア: 雑誌 デッドライン 作者:千葉 雅也 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/11/27 メディア: 単行本 わたしは新潮の方で読んだ。 先ほどちらっとAmazonレビューの方…

海と毒薬 遠藤周作 を読んだ。 感想 レビュー

新装版 海と毒薬 (講談社文庫) 作者:遠藤 周作 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2011/04/15 メディア: 文庫 面白い。 最近、意識的に名作を読もうと心がけている。読めば読むほど、文学、小説の世界は広がっていく。こういう書き方があるのかと勉強になる。…

音に聞く 高尾長良 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー

音に聞く 作者:〓尾 長良 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/11/20 メディア: 単行本 文學界 9月号 作者: 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/08/07 メディア: 雑誌 わたしは文學界の方で読んだ。 恐ろしく美しい文章で恐ろしく中身のない話しだ…

檸檬 梶井基次郎 を読めなかった 感想 レビュー

檸檬 (新潮文庫) 作者:梶井 基次郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/10 メディア: 文庫 わたしが読んだ装丁はこれ。 この写真だと普通の黄色だが、実際は相当な蛍光イエローである。 わたしは普段カバーもかけることなく、装丁のまま読んでいるが、こ…

最高の任務 乗代雄介 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー

群像 2019年 12 月号 [雑誌] 作者: 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/11/07 メディア: 雑誌 最高の任務 作者:乗代 雄介 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2020/01/11 メディア: 単行本 1月に単行本で出るらしい。わたしは群像の方で読んだ。 なんとも感…

車輪の下 ヘルマン・ヘッセ を読んだ。感想 レビュー

車輪の下 (新潮文庫) 作者:ヘルマン ヘッセ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1951/12/04 メディア: 文庫 べつにオープンカーつながりで車輪、を選んだわけではない。 ちなみに、前回レビューした「哀愁の町に霧が降るのだ」の中でちょっと車輪の下が出てく…

葵上を読んだ & 観た

近代能楽集 (新潮文庫) 作者:三島 由紀夫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1968/03/27 メディア: 文庫 三島由紀夫の近代能楽集の一つに葵上というものがある。光の妻の葵を六条という光の愛人? の生き霊が呪い殺すという話である。 わたしは葵上、の「上」…

哀愁の町に霧が降るのだ 椎名誠 を読んだ 感想 レビュー

哀愁の町に霧が降るのだ 哀愁の町に霧が降るのだ (上) (小学館文庫) 作者:椎名 誠 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/08/05 メディア: 文庫 もともとは上中下であったあが、文庫では上下巻である。 椎名誠の中学校時代から昭和57年ごろまでの自伝小説で…

李陵 中島敦 を読んだ 感想 レビュー

李陵 作者: 中島敦 発売日: 2012/09/27 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (1件) を見る 山月記も面白かったが、李陵はちょっとレベルが違った。 李陵という前漢の時代の武将の話である。北狄に攻め込んだ李陵は捕らわれてしまうのだが、その捕らわれ…

砂の女 安部公房 を読んだ 感想 レビュー

砂の女 (新潮文庫) 作者: 安部公房 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/03 メディア: 文庫 購入: 19人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (346件) を見る 比喩がすごい。上手い比喩から訳のわからないものまで、一ページの中に無数にちりばめられてい…

ティファニーで朝食を カポーティ を読んだ 感想 レビュー

ティファニーで朝食を 作者: トルーマン・カポーティ,龍口直太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1996/05 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 最近は村上春樹訳の方が有名かも知れないが、わたしが読んだのは龍口直太郎訳である。 ティフ…

キッチン 吉本ばなな を読んだ 感想 レビュー

キッチン 作者: 吉本ばなな 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2013/10/26 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る キッチンとキッチン2は別々に発表されているというは意外だった。というのも、キッチンだけでは到底完結しているとは思えない。キッ…

しろばんば 井上靖 を読んだ 感想 レビュー

しろばんば (新潮文庫) 作者: 井上靖 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1965/04/01 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 24回 この商品を含むブログ (22件) を見る ほぼ主人公の洪作の視点で、洪作の小学校時代が描かれている。時代は大正4年(1915年)から10…

樅の木は残った 山本周五郎 を読んだ。 感想 レビュー

樅ノ木は残った(上) (新潮文庫) 作者: 山本周五郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/02/19 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 181回 この商品を含むブログ (49件) を見る 今は上中下の三冊分本となっているが、わたしが買ったちょっと前の新潮社の文…

泥の河 を読んだ 宮本輝 感想 レビュー

螢川・泥の河 (新潮文庫) 作者: 宮本輝 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1994/11/30 メディア: 文庫 購入: 5人 クリック: 66回 この商品を含むブログ (67件) を見る 泥の河は宮本輝が太宰治賞を獲ったデビュー作である。 螢川は芥川賞作品。 泥の河は大阪の…

D坂殺人事件

D坂の殺人事件 作者: 江戸川乱歩 発売日: 2016/03/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ネタバレ注意!! 人間椅子を読んだあとだったので、あまりのクオリティの低さに唖然とした。 D坂とは団子坂らしい。もちろん、今はそんな古本屋などな…

人間椅子 江戸川乱歩 を読んだ 感想 レビュー

人間椅子 作者: 江戸川乱歩 発売日: 2016/03/15 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 言わずと知れた江戸川乱歩の名作である。 昔読んだことがあったが、再び読み返してみた。驚いたことに、オチとかを綺麗に忘れていた故に楽しめた。たぶん、オ…

キラキラヒカル 江國香織 を読んだ。感想 レビュー

きらきらひかる (新潮文庫) 作者: 江國香織 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1994/05/30 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 311回 この商品を含むブログ (271件) を見る ひと息で読み終えてしまった。 ホモの旦那と精神病の妻の話。 この設定からして面白…

サルとトラ ラオス・モン族の民話 を読んだ。

サルとトラ―ラオス・モン族の民話 (こどものとも世界昔ばなしの旅2) 作者: ヤンサン,ヤンロン,ドゥアリー,ヤンイエン,Yang Xang,Yang Long,Doua Lee,Yang Ying,やすいきよこ 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 2005/09/10 メディア: 大型本 この商品を含…

野火 大岡昇平 を読んだ。感想 レビュー

野火 (角川文庫) 作者: 大岡昇平 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 1970/03/31 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログ (1件) を見る 正直、こんなのあり? という感じ。 話はフィリピンのジャングルをさまよい歩く話。ひたすら彷徨っている。…

パラドックス13 東野圭吾 を読んだ。感想 レビュー

パラドックス13 (講談社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/05/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (22件) を見る エンタメ小説とは読んでいる最中はページをめくる指が止まらないのに、読み終わるとまるでスマホゲームに無為…

父親 荒畑寒村 を読んだ。感想 レビュー

日本文学100年の名作 第1巻 1914-1923 夢見る部屋 (新潮文庫) 作者: 池内紀,松田哲夫,川本三郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/08/28 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る ↑これに納められている。しかも、一番最初の作品だ。 荒畑寒…

若人よ蘇れ 三島由紀夫 を読んだ。感想 レビュー

若人よ蘇れ・黒蜥蜴 他一篇 (岩波文庫) 作者: 三島由紀夫 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/11/17 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 三島由紀夫の戯曲である。 本作品は三島由紀夫最後の対談で、古林氏が絶賛し、三島がそれに答えている。…

百年の散歩 多和田葉子 を読んだ。感想 レビュー

百年の散歩 作者: 多和田葉子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/03/30 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (17件) を見る ベルリンの通りには色々な名前が付けられている。 カント通り、マルクス通り、ルター通り、 10の短編が収められている。書き…

三島由紀夫 金閣寺 を読んだ。感想、レビュー。

金閣寺 (新潮文庫) 作者: 三島由紀夫 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2003/05 メディア: 文庫 購入: 16人 クリック: 291回 この商品を含むブログ (393件) を見る 三島由紀夫の名作である。平野啓一郎は中学の時に金閣寺を読んで文学に目覚めたとか。 三島…

第161回芥川賞受賞作 むらさきのスカートの女 を読んだ。

ちゃんと文藝春秋を買って読んだ。 噂で聞いた話だと芥川賞の選評が他の候補作品をボロクソに言っているというので、それも興味深い。しかし、選評を読む前に、私自身の作品に対する感想を書きたい。 ネタバレ有り。 むらさきのスカートの女、あらすじは、む…

埼玉文学賞2018受賞作 見張り塔 を読んだ。

2018年度彩の国・埼玉りそな銀行埼玉文学賞|埼玉新聞 埼玉文学賞の小説部門は、普通の小説賞とはちょっと違って、埼玉県民は題材はなんでもよいのであるが、埼玉県民以外は、埼玉の事物、風土、歴史など、埼玉と関連する作品でなければならない。 わたしは…