文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

芥川賞予想を見事に外した。任務

 

headlines.yahoo.co.jp

 

芥川賞候補作をすべて読み、受賞作を予想した。

わたしが受賞を予想したのは「幼な子の聖戦」であった。

実際受賞したのは「背高泡立草」

わたしはこの作品は受賞しないと思っていた。

作品に対する詳しいレビューは以下を参考にしてほしい。

 

幼な子の聖戦 木村友祐 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

背高泡立草 古川真人 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

デッドライン 千葉雅也 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

最高の任務 乗代雄介 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

音に聞く 高尾長良 を読んだ 芥川賞候補作品 感想 レビュー - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

自分の言い訳をするわけであるが、上記のニュースで島田雅彦氏が言うように、今回はさくっと受賞作が決まらず、どうにかこうにか選び出したらしい。

 

しかし、受賞作なし、で何がいけないのだろうか? 莫大な金をかけてやっているわけで、それが「受賞作なし」となると、出版社としは痛いだろうが、選考委員からは「受賞作なしをなんとか避けられた」などとコメントされて、しかも文藝春秋では辛口の書評をされるわけである。

 

これでは、芥川賞が自らその価値を貶めているようなものではないだろうか。図書館に行けば候補作が載っているにもかかわらず、見向きもされずに書架に並んでいるし、最近はほとんどニュースにもならない。

 

わたしは球数の絶対的な少なさに問題があると思う。主要五誌だけでなく、もう少し広く選ぶか、それとも、年一回にするかとかしないと、どうしようもないのではなかろうか。

 

芥川賞作家の人数は、仮に30歳で受賞して80歳まで生きるとする。年間二人なので、存命は100人ということになる。議員定数削減ではないが、これが50人になったとしても、いや25人になったとしても、その質を高めないとこの先ますます厳しくなると思う。

 

 

【第162回 芥川賞受賞作】背高泡立草

【第162回 芥川賞受賞作】背高泡立草

 

 

 

幼な子の聖戦

幼な子の聖戦

 

 

 

最高の任務

最高の任務

 

 

 

デッドライン

デッドライン

  • 作者:千葉 雅也
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: 単行本
 

 

 

音に聞く

音に聞く

 

 

Amy Says(エイミー・セッズ)  山田詠美 を読んだ 感想 レビュー

 

Amy Says(エイミー・セッズ) (新潮文庫)

Amy Says(エイミー・セッズ) (新潮文庫)

  • 作者:山田 詠美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 文庫
 

 

山田詠美の小説が読みたくて、お勧めをググったら、これが出てきた。しかしこれ、小説ではなくエッセイ集。うむ。困った。が、もったいないから全部読んだ。

 

半分以上、人種差別に対する考察にあてられている。最近は人種差別はなくなってきた。浜田が顔を黒く塗って問題になったり、逆にカップヌードルは大阪ナオミを白くして問題になった。

 

おそらく、浜田もカップヌードルも差別心でやったわけではないだろう。ただ、当時もアパルトヘイトのような明確な差別が存在したわけではなく、黒人だから○○のような、差別と言うよりも偏見というものと山田は戦ってきたのだろう。

 

これを読むと、どこに相手の癇に障るポイントがあるのかわからなく、なにをしゃべれなくなってしまう。ことによると、なにもしゃべらない、ということが差別だとも受け取られかねない。

 

食品添加物本を読んだ後の、なにも食べられない感覚に似ている。

 

デカくて厳つい黒人は怖い。それを、怖がるのは差別である、といわれても怖いものは怖いのでどうすることも出来ない。走って逃げるしかないが、走って逃げても差別と言われるだろう。

 

この作品はの三分の1は差別とは関係ないのほほんとした話しも入っている。差別の話しが強力だったのでわたしなりの感想を書いた。

 

次は小説を読むぞ。

芋の蔓、リベンジ!

400日連続更新を地味に越した。

次は二年と、その次は1000日を目指して!

 

 

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さて、芋の蔓を喰って死にそうになったという話しを前にした。

芋の茎 久しぶりに死ぬかと思った - 文学・文具・文化 趣味に死す!

 

あくを抜かなかったからである。ただのアクではない。

シュウ酸カルシウムという、抜かないと激痛をもたらすアクなのである。

 

水で戻す。

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冗談で、ほんの1cm喰ってみたらやっぱり痛い。だが、もう慣れたのでビビらなかった。

 

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今回はゆでだ。あるサイトによると3回茹でろ、と書いてあった。しかし、10分ほど茹でれば大丈夫らしい。わたしは10分茹でて喰ってみた。まだちょっと刺さる。ので、プラス5分ほど茹でた。大丈夫なようだ。

 

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味付けは前回と同じ、醤油、味醂、酒、砂糖、ごま油。

 

今回は美味く出来た。痛くない。あの経験があるから、なんとなく痛いような気もするが、同居人に喰わせても何ともなかった。いやはや、こんなに喰うのに苦労した食べ物も久しぶりである。自然は手強い。