獺祭を売っている非常に困った店がある。わたしはその前を通るたびに買ってしまうのだから。だが、どうにか理性を保ち、四合瓶を買うようにしている。先日は、一升瓶の値段を聞いてしまうと言う不覚をとった。
やはり、獺祭はその他の日本酒とは比べものにならない。このフルーティさは格別である。
わたしは四合瓶はだいたい一週間以上かけて飲む。だが、この獺祭は三日だ。ぐいぐい飲んでしまう。それはいけないことだと分かっているのに。
最近、獺祭は定価で手に入る。これは1600円ほど。こんな美味い酒がこんな安く買えていいのであろうか。プレミアム酒に対する挑戦だ。おそらく、これを越える酒は今後半世紀は出てこないだろう。