文学・文具・文化 趣味に死す!

小説家 星香典(ほしよしのり)のブログ。小説、映画、ファッション(メンズフォーマル)、政治、人間関係、食い物、酒、文具、ただの趣味をひたすら毎日更新し続けるだけのブログ。 ツイッター https://twitter.com/yoshinori_hoshi  youtubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC0YrQb9OiXM_MblnSYqRHUw

自著に対するキャッチコピー

このブログで、わたしはキャッチコピーの分析をしている。
じゃあ、おまえは上手なコピーを書けるのかと言われれば、評論家は必ずしも作家ではない、と言い訳したくなるものの、わたしの作品に誰かがコピーを書いてくれるわけではなく、自分で書かざるを得ない。


拙著新作、「かぐや姫を好きになったら」のコピーは以下の通り!


―― もし、好きになった人がいなくなってしまうなら、想い出や感情も消してしまったほうが幸せだろうか? ――

制約は55文字以内。
悩みに悩んでこれだ。今見返すと、我ながらインパクトが薄い。イメージもしにくい。反省多大なり。

ちなみに初稿は以下の通り。ほんの少しだが、コピー推敲の奇跡をお見せできると思う。

もし、好きになった人がいなくなってしまうなら、感情や記憶も一緒になくしてしまったほうが幸せなのだろうか?

まず、「感情や記憶」これは硬いので、記憶を想い出に変えた。

「一緒になくしてしまったほうが」はなにを言っているのか明瞭ではない。「消す」の方が言葉が強力だと思った。

最後の「幸せだろうか」か「幸せなのだろうか」は迷った。この短さだと、あっさりとさせた方がリズムが良い。主人公の一人称にしたかった。だから、「なの」が加わると、若干客観的に聞こえてくると思って、「なの」は取った。

ちなみに、225字制限の方には「なの」を入れてある。この長さを収めるには「なの」があった方がいいと思った。しかし、これはコピーと言うよりもあらすじ。


援助交際をしているようだったり、跳び蹴りをくらわせてくれたりするけれども、僕は彼女のことが好きだった。

褐色の妹とは気が合った。二人乗りの自転車を限界までこぐ。僕の背中にしがみつく妹。僕たちは、血の通った兄妹よりも兄妹みたいだった。

彼女と妹は僕の世界の大切な構成要素だ。その二つが欠けてしまうとき、僕は僕の世界を維持できるのだろうか? 煙の出るチョコレートでも、発酵した麦茶でも、この気持ちを癒せないのだとしたら、想い出や感情も消してしまったほうが幸せなのだろうか?

 

もうじき発売! こうご期待!

 

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きく 聞く 聴く

たぶん諸賢も一度や二度や三度は言われたことがあると思う。

 

「聞く」は耳に入ってくる音が聞こえてくる状態。

「聴く」は心を傾けて人の話を聴く。

 

うちの小学校の先生は、「先生の話をちゃんと聴きましょう。聴くは耳と目と心とへそで出来ています」と言っていた。つまり、体を傾けて聴けという意味。へそとは、一番上に付いている+を指している。

 

実はその通りで、聞くは受動的であり、聴くは能動的なのだ。

ちなみに、見るは受動的で、視るは能動的。

故に、見聞、視聴というふうに使う。

 

では、日本語の「きく」とはどういう意味か。キンという耳に響く音が語源だという。キンという音に、「く」で動詞化。とすると、日本語の「きく」は受動的要素が強いのではなかろうか。

TOEIC受けてきたぜ。

かなり前の投稿で、TOEICを受けると宣言した。で、26日に受けてきた。

 

「英語」なんちゅうカテゴリーまで作って、本日二度目の投稿。

どういうことかもうおわかりだと思う。そう。全然勉強出来てないですorz

 

本番試験も本番パワーが発揮されるかと期待するも、模試を解いたのとほとんど同じ感触。

 

6000円するTOEICに申し込めば、試験があるので真面目に勉強するかな、などという考えがすでに甘いのであります。

 

TOEICの試験会場は寒いという話を聞いていた。ので、厚めの長袖ワイシャツとカーディガンを持っていった。

 

全然足りない……。

どこの冷蔵庫だよ、って感じ。冷風直撃箇所だし。

しかも、ご丁寧に「空調は止めません」と黒板に書かれているし。

普通にコートが欲しかった。あと、ズボンも普通のチノパンで行ったのだが、これが寒い。暖パンが必要である。

 

外はめっちゃ暑いのに。